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ビールで水分補給は、ダメ!? [移住]





セブ島は、南洋で暑いけど湿度は少なめで、陽射しが強くても日かげは涼しい。

当然、こういう気候は、ビールがウマイ!

いくらでも?飲める気がしてくるのです。



ウチの奥様M(津軽女です)は、馬?のように食事のたびに水をガバガバ飲むのですが、私はビール。

たぶん1日に2リッターくらい水分を摂らないといけないのでしょうが、私は朝コップ一杯と仕事中ひと口ふた口だけ。

あとの水分は、(朝食のコーヒーと)ビールで摂っています。

この習慣が確立されてから、10年くらい。

本人は栄養と水分が一緒に摂れて、すこぶるご満悦なのですが、奥様Mに言わせれば『飲み過ぎ』。

まぁ、他に日本酒やスコッチなどでも“水分補給”するので、云われても仕方ないです。

それでも63歳のジジイになっても、毎日元気に仕事が出来て、有り難いことです。

丈夫に産んで育ててくれた、今は亡きふた親に感謝です。




フィリピンに来て、日本人のお客様相手の仕事をして、約20年。

盆だろうが正月だろうが、無縁。

墓参りも法事も、トンとご無沙汰 。

来週のお盆も、(繁忙期ですから)毎日朝から晩まで仕事ができます。

身体が丈夫だというのは本当にあり難い、嬉しいことです。


おやじ様、おふくろ様、この盆もまた空の上から見ていてください。

しかし、私が酒好きなのはおやじ様の遺伝ですので、お叱りはご無用です。







悪質な電気にご用心 [移住]

要は電気?電力?の質が悪いのです。

フィリピンの田舎生活も長くなると、照明の明るさを見ただけで、大体、今何ボルトか想像出来る様になります。

定格は、220V(=電圧)60Hz(=周波数)です。

(説明のややこしい周波数に関しては、今回置いておいて)比国の家庭用電源のボルテージが、ぴったりと220Vに留まっていることは、そうはありません。

『え~っ!』と思うかもしれませんが、比国に限らず途上国はそんなもんでしょう。

正常と思われるときでも、計測すれば150V~260Vぐらいのレンジでさ迷っています。

信じがたい話かも知れませんが、事実です(お疑いの在留者はテスター購入し、ご自分の目で確認してください)。

日本にいた頃は気にならなかったのですが、おそらく日本では常時100Vをキープしていると思います。


私もフィリピンで家電製品の様々な問題に直面し、電圧をテスターで測るようになってから判りました。



例えばいわゆる『停電』・・・・これは通常は電気が全く来ていない状態を表します。

英語では、“blackout”。

これが比国では、停電の事を一般的に“brownout”と云います。


『黒』ではなく『茶色』・・・・・


言葉として実に正鵠を射ています。

つまり、比国では停電の時でも、実際は30Vとか70Vとかの低電圧が流れていることが多いのです。

非常に厄介です。

(もちろん全く電気の来ない停電= blackout もあります。)

このような異常電圧(高すぎても低すぎても)、これが多くの家電製品に悪さをします。

油断がなりません。

ですから例えば、通常フィリピンでは、冷蔵庫などには電源に『ボルテージ・レギュレター』と云うものをかまします(下の画像がそうです)。

入力電圧を定格一定に変換して、家電に流す装置です。

(もしそれをしないと、冷蔵庫なら冷却ポンプに負担がかかり、壊れたり寿命が短くなりるものが多いです。庫内灯も元々低品質ですから、よく切れます。)

この『ボルテージ・レギュレター』、本来であれば、家屋に電力を取り込む大元にかませば良いのですが、そうすると、(60Aとか)たいへん容量の大きな ボルテージ・レギュレターが必要になり、バカ高いですので普通はしません。

悪質な電気に対し、抵抗力のない家電製品だけにかますのが一般的です。



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上の画像(ウチの冷凍庫のボルテージレギュレターです)の説明をさせていただきます。

右側のランプが入力の電圧です。

上が高電圧(異常)、2番目が正常電圧、3番目が低電圧(異常)、一番下が更なる低電圧(異常)です。

正常な電圧時以外ですと、冷蔵庫、電子レンジ、エアコン、音響機器や、その他の繊細な家電は故障したり、誤作動することがあります。

最悪の場合は発火します。


このレギュレターを介しての出力が左側のランプで、対応できた場合には上の緑、もうダメという時は下の赤ランプが点灯し、電源をカットし家電製品を保護します。

地域などにもよりますが、通常は、日没から9時頃まで低電圧の時間帯があります。

真夏の、都会のエアコンによる日中の高需要時も、然りです。

近所でお金持ちが盛大なパーティーを開いたときも、周辺家屋は低電圧になる事があります。



高電圧が発生するのは、主に深夜です。

画像の高電圧は、つい先日昼過ぎに発生していたもので、珍しいことです。


後進国では、電気さえ油断ならない、と言うお話でございます。

流しそうめんのように、途中でドンドン電力を消費すれば、最後のほうは無くなってしまう、これが比国など途上国の電力事情だと思います。









フィリピンの郵便 [移住]

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フィリピンの郵便事情も、私が住み着いたことから比べれば、ずいぶん良くなってきました。

上の画像は、つい先週受け取った郵便です。





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よく見ると、3月16日にはオスロブの郵便部局に届いてるのです。

受け取るまで、丸3ヶ月オスロブの郵便局に留まっていたという事になります。

(ウチはスタッフが毎週のように、オスロブの郵便局に足を運んでいるのですが・・・・)





その2日後には、同じ日本の年金機構からの郵便が届きました。

こっちのほうは、オスロブに着いてから3日後の受け取りで、日本を出てからですと、手にしたのは約3週間後と言うところでしょう。


着いたり着かなかったり、着くとしても早くて3週間、遅いと5ヶ月とか、そういうことはあまり進歩していません。

要は大事なもの、急ぐものは、郵送しないことでしょう。

無くなってもいいもの、半年以上掛かっても構わないもののみ、郵送可です。

ひとつ付け加えれば、(海外であれば)速達にしようと書留にしようと、それは同じです。

もし、日本から何かを郵送して、それが2週間以内に手元に届いたら、相当運が良かったと考えましょう。


何ごとにつけ、日本を基準にして物事を判断してはいけないのが、海外生活の基本のようです。



*当地から何かを日本に送る場合、郵送(=国際EMS)以外の手段としては、LBC、FEDEXなど民間の宅急便があります。
しかし、国際便の場合は、恐ろしく値段が高く、かつ田舎住まいですと、遠くのオフィスまで出張って行かないとならないので、よほど大事で急を要するとか、お金と時間が余っている人用だと思います。



*当然ですが、記事内容は、比国中全ての場所に当てはまるわけではありません。
しかし、今まで私が住んできた比国のイナカ数箇所は、ほぼ同様でした。






君死にたまふことなかれ―電気で [移住]



お題の与謝野晶子ではありませんが、フィリピンでは感電死する人が―――日本人の感覚からすると―――とても多いです。

このブログで、シリーズにしている〈フィリピン3面記事〉でも、けっこう頻繁に感電死事故が出てきますね。


10年くらい前に、私自身が目撃した例では・・・・

邪魔な枝を切るか何かの理由で、木に登った人が近所の男が、誤って電線を握って感電死。

その屍(かばね)は、ほぼ一昼夜木にぶら下がったままでした。

家族でさえ、なかなか降ろせません。

登ったあげく、電線や遺体に触って、自分も感電死するのが恐いからです。

この時はプロにお金を払って、降ろして貰ったようです(万事、カネ次第の比国です)。

フィリピンの電線は、節操なく、街路樹の間を縫うように、ムチャクチャに張り巡らされますので、木に登って感電することは、そんなに珍しくはありません。




またよくある事として、盗電(=電気を、電柱や人の家の配線から勝手に引く=盗むこと)作業中の、感電死があります。

罪の対価としての罰ならば、重過ぎますね。




また家庭内で、配線工事やらの際に感電死することもあります。

これは、何ら知識のない素人が、配線・配電作業、修理などをするからです。

かく申す私も、配線工事や修理はしますので、何度か感電しています。

しかし、悪運が強いせいか、ブレーカーのせいか(クラブハウスだけで、夫々の回路の必要電力に応じた、容量の違うブレーカーを12個かましてあります)、私が感電に多少慣れているので≪瞬間の感電≫で済ませられるせいか、まだ死んだことはありません。

それでも220Vの威力です。

感電すると、5分ほどは肩口まで痺れて、何も握れませんし、気分も悪くなります。(サンミゲルビール3~4本で治ります。)

これが、そこらのボロ家ですと、ブレーカーを使っていないデタラメ配線や電柱から直結の家もあり、〈感電=死〉となる確率が高いのです。

また感電ではないですが、配線の電線の種類と太さをケチって(見えない部分でしかも素人には分からない事柄ですので、業者に任すと必ずと言っていいくらいする手抜きです)、漏電&火災が多いです。



それから、私の知り合いのフィリピン人の弟が、ホットシャワーを修理していて感電し入院したことがありました。

フィリピンは基本〈水シャワー〉なのですが、日本人をはじめ外国人には水シャワーが苦手な人がいます。
そのため、シャワーに電気ヒーターをかまして湯を出す製品があります。

このヒーターが、南国特有の水質のせいでよく故障します。

このヒーターの修理作業は、周りや足元が濡れている事が多く、結構危険なのです。

電源を落として、器具を取り外してやるのが基本ですが、そうすると故障箇所が分かりにくくなるので、危ないと知りつつ、電源入れっぱなしで、その場ででやることがあります。




また特徴的に多いのが、中国製の劣悪家電による感電死です。

ウチで最近あった一例(火花が飛んだので、気がついた)を挙げます。

スタッフが『電気釜が壊れた』と言うので、チェックすると・・・・

コンセントと電気釜を繋ぐケーブル(アダプター)の釜側の近くが断線して、焦げた跡がありました。


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焦げていたのは、上の画像の黒色の皮膜のほうの線です。

火を噴く可能性もあるし、露出部に触れば感電します。

何故こんな風になるかと言えば、コードの品質が悪いからです。

ソケットのすぐ近くですから、ビニール皮膜は一応3層になっていましたが、材質が劣悪でひびが入りやすい。

おまけに中の電線が問題ありです。


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画像でも分かりますが、とても細いのです。

せいぜい40Wの電球ならともかく、電気釜ですから少なくとも600~800Wは消費します。

もっと太い線でなければ、焼き切れるのは目に見えています。

こういう部分の危険な手抜きは、バラさなければ分かりませんので、タチが悪いです。

消費者の事より利益優先、いかにもMade inChina =中国のモノ作り、です。

家電では、電気アイロン、ヘアードライヤーも同様の危険な手抜きが、多く見受けられます。

(同じ中国製でも日本に行く製品は、日本サイドの適度の品質管理と検品でまだ安全です。後進国に流れる中国家電が危険なのです。)

蛇足ですが、ウチではこの種の家電は私が直して、元を取るまで使い切ります。

先の電気釜も修理して、現在も稼働中です。




また、言わずもがなの事ですが、普通の短期旅行者は、上のような災禍に巻き込まれる確率は、限りなく少ないのでご安心ください。



長期滞在者、そして、『日本じゃ暮らせないから、物価の安い比国で』などと、20年前ならともかく、今じゃ見当違いの、≪ノー天気な理由≫で、移住を試みる人たちは要注意です。

人間的?文明的?な暮らしをしようと思えば、今は日本よりコストは掛かるし、後進国ならではの様々なリスクを背負います・・・・これが現実だと思います。

それと短期旅行者でも、『移動は乗り合いバスで、宿泊はゲストハウス』なんていう方は、お気をつけ下さい。

これらの皆様は、≪何が起きても自己責任≫と言う覚悟が必要だと私は思います。









アレレ!電気が・・・ [移住]




3月後半から“夏の陽射し”となり、気温が上がってきました。

ここはセブ島・オスロブ、つまり、かなり田舎ですので、日かげや家の中は木々を渡る風のせいで、暑さはさほど感いません。

しかしセブ市などの都会や街中は、相当暑いのでしょうね。

私は引きこもり(都会嫌い?)で、T2を出ることはほとんど無いのですが、判りますよ。

120キロ先のことが何故判るかというと、これです。




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画像は今日のお昼、ウチの冷凍庫にかませてあるAVR(オートマチック・ボルテージ・レギュレター)です。

一番右の緑のパイロットランプ――これは入力電力の電圧です―――が、最低レベルになっています。

ここまで下がると、コンセントにテスターを入れて計測すれば170ボルト以下です。

定格は220~230vですからかなりの低電圧で、通常は夕方以降、村人が電灯を点けたりする午後6時以降になると(ほとんど毎晩)起こります。

(低電圧に敏感な家電は、故障の原因となります。)

真夏以外では、昼間は起こりません。



それが何故、真昼間に起きたかといえば、ご想像のとおり、都会のクーラーの大量な電力消費のせいですね。

もともと日本より高価な比国の電気ですが、この国では節電型でもなんでもない旧式のクーラーがどっさり稼動しています。

そして、止むを得ないことなのかもしれませんが、都会のビル街、舗装路、車の多さは暑さを増長し、それにクーラーからの排気が輪を掛けます。

これは比国に限らず、たいていの都会はそうなんですが、なんで猫も杓子も都会に住みたがるのか、私には分かりませんね。

私ども一家は、T2に住んで6年ほどになりますが、お客様は別として、クーラーを使ったことはほとんどありません。

日本もこれから夏になれば、都会では、また〈熱帯夜〉だの〈熱中症〉だのと騒ぎ、体力の無いお年寄りや幼児が亡くなる悲しい事故が起こることでしょう。

日本の夏は、湿度が曲者です。






隣の敷地の・・・ [移住]


隣の敷地のヤシの木の葉が、土地の境界を越えてウチのほうまで垂れ下がり、[リゾート]としては宜しくない。

隣の土地は、転売されて、今やフィリピンの有名資本の一族の所有物となっております。

しかし、別荘も何も建てる気は、当分無いらしい。

一応、先代オーナー譲りのケアテーカー(管理人)は居るのだが、少々遠い場所に住んでいます。

仕方なく〈管理人〉のところにスタッフを行かせ、葉を切るよう依頼。

答えは・・・

『うちはやらない、やるならそっちで勝手にやってくれ』

手間やコストは掛かるが、これは想定内(もともとウチで切る気だったが、許可が必要)。

何しろ背高くボウボウになった雑草さえ切らない(=これは違法)ふざけた 〈管理人〉だから。



近所のブラブラ男に、手間賃を示し交渉成立。

昨日の午後に来て、木に登り葉を切る約束だったが来ない。


フィリピン・タイムかと思ったが、スタッスをそのボケの家に行かせると、母親が『今、釣りに行ってる』・・・。

これも思ったとおりでした。

要するに〈約束〉なんてものは、3歩あるけば忘れてしまうらしい。

まぁ、こんなもんでしょう。

ここはフィリピン・セブ島の田舎ですから、いまさら別に腹も立ちません。



我々はここではよそ者外国人、しかも一番ナメられている?日本人です。

私らは、この国の軒先を借りて住まわせていただき、商いまでさせていただき、一家4人食べていけるだけで有り難いことです。

特にウチの場合は、夫婦共に日本人(当然子供も日本人)という珍しい組み合わせ(多分ですが、旦那日本人・奥さんフィリピン人が8割くらいか)ですから。


日本人が想像する以上に、地縁血縁意識の非常に強い比国の田舎では、いささかハンディがあります。

(もっとも奥様が比国人だったりすれば、それはそれで恐ろしいことが数々ありますが。)



少し前のニュースですが・・・・



フィリピンが国際海洋法裁判所に提訴へ、中国との南シナ海領有権問題


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140326-00000032-rcdc-cn




さすがフィリピンと言うか・・・ま、当然ですね、[争わない=認める事]ですから。


日本はどうしました?

尖閣、竹島、北方領土、、拉致、慰安婦(像)、テロリスト安重根記念館・・・・etc.・・・etc


国が言うべきことを言わない国は、その国民まで適当にあしらわれる・・・ような気がします。

夫々が夫々の国の利益を考え主張するわけですから、言い分が違うのはあたりまえでしょう。

相手の顔色を伺うばかりでは、日本一国、丸ごと腰抜けと思われても仕方ない。








海外で日本のテレビを見ていたら・・・ [移住]




仕事柄、テレビを見る時間はあまり無いのですが・・・・・


フィリピンで暮らし始めたころは、もの珍しさもあって、フィリピンのテレビを見ていました。

自分のテレビは無かったので、近所の家の居間にあがり込んで見たものでした。

しかし何年もすれば、あまりの低レベルさとマンネリさに見る気がしなくなり、TVから遠ざかりました。

そうこうする内に『生活レベル』と言いますか、少し人並みになりまして、また世の中も進歩して、サテライト(衛星)なるモノを入れて、スポーツや映画などの英語放送を見ていました。

しかし、根は生粋の日本人ですから、比国生活が長くなるにつれ、年寄るにつれ、やはり日本のテレビが見たい。

特にニュースなど気になりますし、寿司や極上牛肉もせめて映像でも?楽しみたい。




前置きが長くなりましが、ま、そんなこんなで、最近はPCに差し込むUSBチューナーで日本のテレビを見ていました。

商品名:〇〇DE-1 お値段=16,800円です。

ところが、3月23日の朝、それが突然見れなくなりました。

今まで2年ほど見ていて、たまに半日とか見れない(たぶんシステムメンテ?)ことはあったのですが、24時間以上は初めてで。

その販売サイトのメールアドレスに、質問メールを出しました。

2日待ちましたが、返事が来ません。

再度、メールを出そうとまたその販売サイトを閲覧すると・・・・数日前まであったメールアドレスが消えています。

意図的かどうかはわかりませんが、とりあえず、送信済トレーからアドレスを拾いまた質問しました。

(メールは戻りませんので、たぶん届いているのでしょう。)

以後、本日現在まで応答なしです。

もともと日本国内のテレビ番組を勝手に海外に配信することは、日本国内では違法行為です。

ですので、この〈〇〇DE-1〉も日本国外から配信されていると想像できます。 

視聴可能テレビが、K国と日本とありK国のほうが上位に並んでいますので、たぶん(作って販売している会社自体が)K国なのだと思います。

とすると問い合わせに反応しないのも、泣き寝入りになりそうなのも止む無しという気がいたします。


ただひとつ、私がここで明記しなければならないのは、この〈〇〇DE-1〉は今現在もネット販売をしていますので、海外在住の諸兄に注意を喚起いたします。








フィリピン生活の弱点(のひとつ) [移住]

一昨日の記事に書いたように、日本に紙切れ1枚を〈確実に〉送る必要がありました。

年金基金行きの、生存(在留)証明書。

私の選択肢は、国際EMS(international express mail service)による送付でした。




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上は局員の書いた送り状です




これが一番着く確率が高い・・・・けど、まだ『確実』ではありません。

EMSを使って行方不明になった話、途方もなく日にちがかかった話、など聞きます。




私は待たされたり、出直したりする(田舎では、郵便局に行っても誰もいない時がけっこう多い)のが気に食わないので、スタッフを行かせました。

郵便局に到着したスタッフから、送り先の住所のことで何だかんだと面倒くさい携帯メールが入り、いちいち返信したにも拘らず、画像のように、(局員の書いた)伝票には住所の記載がない。

(EMSは、ナンバーでトラッキングできるので、もとより住所にはあまり意味はないし、日本の住所をローマ字表記すると、こちらの人には意味なく長くて書けないことがあります。)

高だか、A4の紙1枚と封筒なのに20グラム!だって・・・もっともこれは最低基準が〈~20g〉となっていれば仕方ないですが。

そして料金=727ペソ!です。

日本円にすれば、現在レートで1,700円ほどですが、この金額はオスロブの1日8時間労働の法定賃金(比国人同士の労使では、ほとんど守られていない)の丸2日分以上に相当します。

国際間のサービスなので、料金体系も国際水準かもですが、この国で727ペソは高すぎると思いませんか?

安い普通の郵便だと、たとえ書留速達にしても相手に着く確率がぐっと下がるので、やはりEMSを使うしかなく、足元見られてる感が強いですね。

よく分かりませんが、日本の郵便料金は、その信頼度からすれば〈格安!〉のように思います。

もし、フィリピン移住の〈住み心地・評価グラフ〉を書くとすれば、ネット・電話を含めたこういった通信とインフラ、それからイミグレ・税務署・警察などお役所関係、そして医療レベルは低評価でしょう。

(もちろん、高評価もありますよ。)



ま、途上国は大体がこんなものでして、『ASEANの落ちこぼれ』=フィリピンだけではないでしょう。


 





年金受給者・初心者 [移住]


今月62歳になる私ですが、60歳からささやかな年金を貰っています。

年金受給者の初心者です。

「貰っています」と言うと、ある人に言わせれば、『自分の払ったお金を返してもらっているだけ』だから、“貰う”と言う表現は正しくないと言うことになるようです。

私の場合は、定年まで勤め上げたのではありません。

ですので、年金もそれなりに低額でして、いくらフィリピンでも年金だけで暮らすことはできませんが、生活費の足しにはなります。



そのことはさて置き、先日、厚生年金基金のほうから、“生存にかんする証明書”を出せと言うお達しが来ました。

年1回、誕生月に『現況確認書類』の提出が必要だそうです。

セブの領事館で貰いました。

“在留証明書”です。

『生存』ですから、“在留”とはちょっと違うと思うのですが、領事館のかた曰く『普通これ』だそうです。

本人でないと駄目とのことで、奥様Mに頼むわけにもいかず、“T2”に引きこもりの私が、朝5時半から道路でバスを待ち、窮屈なバスに乗って3時間半それからタクシーで20分、セブ市の領事館に行ってきました。

“ケッペルセンター”と言う大きなオフィスビルの7階です。

何年かぶりで、『エレベーター』に乗り、チョット勝手が分からない思いをいたしました。

バスもビルもエアコンで、何となく体調が変な気がします。


やっぱり、田舎に引きこもりが性に合ってるのか。





フィリピンの買い物:例 [移住]


こちら―――“ジンベイのふるさと”セブ島・オスロブ町―――現在(午前11時)、晴れ、気温26.8℃、湿度66%、北風2~4m、海は波高50センチです(いつものように朝10時頃までは穏かでした)。

相変わらず、セブとしては寒めです。




さて先日、『引きこもり』が楽しい私が、買い物に行きました。

出来るだけT2に居て仕事をしたい私ですが、細かな資材など他の人では分かりにくい買い物が溜まると、自分で行くしかないのです。







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ついでに画像の『ライターの石』を買いました。

普通、英語では『flint(stone)=フリント(ストーン)』とか言います。


大手のスーパーです。
売り場には、5.6ヶ月でクビの(何も知らない)契約社員でなく、たまたまブレザーを着た正社員のオバ様が居たので、ショーケースのライターをちょこっと見せてもらい、目的買いのフリントを出してもらいました。

ガラスの上に置かれたブツ・・・ちょっとオカシイんですね。

他のは“6個入り”なのに、それは4個しか入っていない。

値段はどれも一緒です。


「私には、これは4個しか入っていないように見えるけど、他のは6個入っているよね。」

「もし出来れば、6個入っているのを買いたいんだけど・・・」


オバ様は知らなかったみたいで、無言・無表情で、他の(ちゃんとした)6個入りを出しました。

私は一応「サンキュー」と言って、それを持ってレジに向かいました。

オバ様はもちろんですが、(ありがとう)も(詫び)も、何もいいません。

振り返ると、オバ様はその4個入りを、またショーケースに戻していました。


それは誰か別の、不注意なお客が買わされるハメになるでしょう。

ここでは、買った(騙された)ほうが悪いのですから・・・。



この国でのお買い物は、油断も隙もあったモンじゃありません。

日本では考えられないことが、そこここで粛々と起きています。

皆さまもお気を付けください。

『石』は上の画像で見て取れるように、中国製ジャンクで安モノ(約50数円)です。


中国製品とフィリピン店員スタッフ、失礼ながら、低レベル同士でよく合っています。

我々(商品や接客に品質を求める日本人)がここでは『異端者』で、彼ら・彼女らが『正常』なのですから、腹を立てるべきではありません。

要は、常にすべてに気をつけること、でしょうか。



*もちろん、ちゃんとした商品、まともなスタッフも居ます(とても少ない)。
商品の場合は、見極める『め』が必要でしょう。 スタッフの場合は、見つけたら仲良くなって、以後、指名する・・・なんてことで対処しています。







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