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金メダルの母はフィリピン人 [フィリピン人]

先の世界卓球で大活躍した日本人チームが、帰国しました。



その一人、混合ダブルスの男子:吉村君。

日本人ですが、母親はフィリピン人でした。


TVを見ていたウチの奥様が、『アレッ、この人ちょっと???』と独特の第六感で気がつき、ネットでチェック。

やはり、母親はフィリピン人。

ネットにあった名前の真晴(まはる)は、タガログ語の❝mahal❞(愛する)でした。



このところ、大相撲の幕内上位で、フィリピン人母の日本人力士が大活躍していますが、卓球界にもいましたねぇ~。

調べれば、もっと様々な分野で、フィリピン系ハーフの日本人は活躍しているのでしょう。


長い間、フィリピンとフィリピン人にお世話になった私としては、なんか、嬉しい事です。







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てんまつ記(Ⅲ)・・・・思い上がりな白人女性 [フィリピン人]




この出来事もお正月のことです。

仕入れの帰りに、たまたま、そのバスに乗り合わせた、ウチの奥様Mから聞いた話です・・・・

ジンベイ海岸で停車したバスに、二人の若い白人女性が乗り込んで来て、奥様Mの近くに座った。

当人同士ではドイツ語で話していたので、(おそらくですが)ドイツ人だったようです。

車掌が彼女らのもとに行き、行き先『=オスロブ町中心部(約7キロ先)』を聞き、切符を切った。


その切符を見て、女性達が怒りだした。

(英語で)

『値段が違う!』

『13ペソじゃないのか!』

車掌は、13ペソは、レギュラー(=エアコン無しのバス)のレートで、このバスはエアコンバスだから30ペソですと、たどたどしい英語で説明。

どうも気の小さな車掌だったらしく、女性達の剣幕にオドオドして、収拾が付かなかったらしい。

(居合わせた乗客全員、耳を澄まし、成り行きに注目していたことでしょう。)



そこに最後部座席の男性から、車掌に助け舟。

『エアコンバスだから30ペソ、決まりだから払えばいいじゃないか。』

奥様Mの話では、その男性はフィリピン人らしからぬ、フィリピン訛りのないキレイな英語(おそらく海外在住の比国人の一時帰国者)で云ったらしい。

すると、件の白人女性は、今度はそのフィリピン人男性に『自分たちは、そんなの知らない、だいいちエアコンバスは寒いから嫌いだ』などと、勝手な屁理屈を云い、噛み付き始めた。

少しの間、走っているバスの前と後ろで双方やりあい、結局『そんなに嫌だったら、降りれば?』というひと言で決着して、その女性たちは途中でバスを降りたとのこと。




ジンベイ以来、わが田舎町オスロブには、外人観光客相手のゲストハウスや食堂がゴソゴソできて、それまでは珍しかった若い白人観光客を、とても多く見かけるようになりました。

彼らのほとんどは、乗り合いバスで移動する“若いバックパッカー”です。

この女性二人も然りでしょう。

勿論、彼らの多くは、海外をなるべく安い予算で旅行し見聞を広めるという、若い頃の私と同じ純粋な?本来の目的に適った、ごく当たり前のまともな旅行者です。

基本は、郷に入れば郷に従い、現地の人々と交流し、異文化を尊重し旅に学ぶことにあると思います。

しかし、中にはこういった思い上がり、勘違いの旅行者も居ないことはないのです。

例えば私が、上から目線でものを言ったり、この国を馬鹿にしたようなことを彼ら相手に口走れば、彼らは『(私がではなく)日本人が・・・どうした・・・こうした』という反感を抱くでしょう。

私ども日本人一家が、セブの田舎町で暮らし、小さなビジネスで生計を立てられるのは、ここの人達のおかげです。

外国を旅する場合も、出自とする母国のイメージを傷つけるような行動、言動は慎むべきでしょう。

バックパッカーの資格なし!

乗り合いバスにしても、それなりのリスクは当然ありますが、13ペソなら約30円、30ペソでも80円くらいです。

その程度の金額で、ドイツでは何が出来ますか?

『外人価格』でボラれてということなら、一般論で言えば『金額の大小ではない』という気持ちは分かりますが、この場合は明らかに白人女性のほうに非があります。

後から来る自国人のことも考えないと。


第三世界の後進国だから・・・、貧困国だから・・・、フィリピンだから・・・、という先進国の外国人の思い上がりな感情に、現地の人々は(心の内は)とても敏感です。







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フィリピン人は泳げない [フィリピン人]





「フィリピン人は泳げない人が多いんですよ。」

と私が云うと、お客様(日本人)はまず例外なく、『え~っ?』と意外な感情を表します。

いつものジンベイ海岸で、よくあるお客様との会話のひとつです。



私どもの住むセブ島オスロブの“ジンベイ海岸”では、せっかくジンベイを見に来ながら、海に入らない人が結構います。

小舟から見ているだけ(注:1)



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割合としては、(その日にも拠りますが)2~3割ていどのお客さんです。

(ご年配の方のごく一部を除き、日本人はほとんど海に入ってジンベイを見ます。)



彼ら彼女らは、国籍から言えば半数以上がフィリピン人です。





理由は、泳げないから、そして海が恐いから、さらには鮫が怖いから。

泳げなくてもライフジャケットを着けるので沈まないし、充分ジンベイを見れるのですが・・・

海を恐がる人が多い。

何故なら、この国の庶民は子供の頃から『どこそこで船が沈んで〇〇〇人が死んだ』と言う話をひっきりなしに聞かされて育ちます。

背の立たない海に入る→溺れる→死ぬ・・・と言う図式が刷り込まれているようです。

またそんな(沈没)とき、必ず『行方不明者=鮫に食われた話』が登場します。

ジンベイザメは他の鮫と違って、人に危害を加えない大人しい鮫という事が、理解できない人も多いようです。



更に、何故泳げないかと言うことです。

日本人にもカナヅチはいますが、比国人の場合は相当な割合の人が泳げません。

これは単純な理由です。

“経験がないから”です。

考えてみれば、日本の学校にはたいていプールがあって、夏場は毎年水泳の授業があります。

私はこの国に結構長く住んでいますが、プールのある小学校やハイスクールは見たことがありません。

だいいち、上手く泳げる人=コーチ が非常に少ないので、水泳を習う事自体が難関です。


でも『海に行けば泳げるだろう』と思うかもしれませんが、日本の50年(以上)前を思い出して(想像して)みて下さい。

例えば、『郷里から、集団就職で東京(や大阪)に出てきて、初めて海を見た』なんて話はよく聞きました。

同じように、この国でも海辺に住む人以外は、海に入ったことはない、海を見たことはない、なんて比国人が沢山いるのです。

ですから、泳げない比国人が多いのは当たり前なのです。


*海辺に住む漁師は、〈追い込み漁〉をするので泳げますが、競泳の泳ぎとは似ても似つかぬ、我流の効率の悪い泳ぎです。また最近は、都会のお金持ちは、スポーツクラブで習うこともあるようです。






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上の画像は、ジンベイ海岸に来たフィリピン人の若者グループです。

みんなで海に入りますが、背の立つ浅場までです。

そして何をするかといえば、ただ立って話したり、ふざけあって騒ぐばかりで、泳ぎまわろうという若者はいません。

これが、どこの海岸でも目にする、ごく一般的な光景です。

たまに、ちぐはぐな動きで5mほど泳ぐ?若者もいます。



今の日本はどうでしょうか。

ある子供たちはとりあえず?は、〈スイミングスクール〉に通う。

学校には、プールや体育館はあって当然で、誰一人、それを有り難がることもありません。

私事ですが、今から半世紀ちょい前、夏休みの〈臨海学校〉で千葉の岩井海岸へ行きました。

私自身は、父母のおかげで、幼少から海やプールで遊んでいましたが、そのとき、東京に住んでいながら、初めて海に入る級友が何人かいたことを記憶しています。

もちろんその子達は、はじめ海を恐がったし、泳ぐ以前にどうやって遊んだらよいのか分からない様子なのが、私にとっては可笑しかったでした。



ちょっと逸脱しますが、フィリピンの田舎で長いこと暮らしていますと、どうしても日本と比較してみたくなってきます。

上の話にも関連しますが、今の日本は、身の回りにありがたいもの(注2)が溢れすぎていて、それらの価値が分からなかったり、存在そのものが見えなくなっていることはありませんか。

それは例えば、災害に遭い、電気や水道が無くなって初めて有り難味が分かったように、一度無くしてみないと、気が付かないというレベルまで進行しているようです。


海に隔てられた日本列島で暮らしていれば、なかなか諸外国に目が向かないのは分かります。

しかし、ネットを使えば、世界の様子や情報が手に入る今の世の中です。

世界の諸事情にもう少し目を向け、振り返って、我が身や日本の事を考えたほうがいいのでは・・・・なんて、かなり生意気にも私は思います。



注1:小舟から見る=これは理に適っていることもあります。 何故なら水面や水面下より目線が高いのでジンベイの数などは舟から見たほうがよく分かるし、水中と違い、遠くのジンベイまで見れます。 またジンベイの餌を食べる様子や、体の美しい模様なども見やすいのです。




注2:ありがたいもの=ちょっと今、浮かぶものだけでも・・・捜査能力が高く、不正が少ない警察、医療保険、年金、公共施設の充実、レベルが高い無料義務教育、高度なインフラ、国民の仕事に対する意識や習熟度の高さ、人心の民度の高さ・・・・、北欧など一部の国と比較しますと劣る部分もあるでしょうが、どの分野でもアジアは無論、世界の上位なのではないでしょうか。







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たった8ペソなんだけど・・さ [フィリピン人]





たった8ペソ(約20円)で、不快な思いをした話です。



先週、ごく近距離区間を乗り合いバスに乗りました。

近距離ですが、歩ける距離ではない距離です。

同じ区間を、日を空けて2度乗りました。



1回目、コンダクター(車掌:男)が、 20ペソ(約50円)の切符を切った。

この区間であれば、12ペソか13ペソが相場。



「おかしいよ、12ペソだろ。」

『最低料金が20ペソだから、近くても20ペソだ。』

「最低料金? エアコンバスでもないのに、いつそんなの決まったんだ?」

(車掌、無言で立ち去る。)



*エアコン付きのバスは、最低料金(ミニマムレート)がありますが、私が乗ったのはノンエアコンでミニマムはありません。


T2に戻って、フィリピン人スタッフにその話をすると、特別な反応も見せず、『それはオカシな車掌だ』・・・要は彼ら達も、ふだん時々そういう目にはあっているのです。

簡単に説明いたしますと、理由として考えられるのは・・・

・車掌は私からボッタくろうとして、ボッタくった(この会社のノンエアコンバスのスタッフの給料は、『歩合制』ですので、悪事を働けば働くほど収入増となります。)

・切符を切ってから間違えたことに気が付いたが、ミスは認めない、誤らない、比国でよくある話


上のどちらかで、何処の国でもそんな人はいるでしょうが、比国人貧困層によくある人格です。



私が車内で口論を続ければ、私は地元の人間で、乗客に私を知っている人もいるでしょうから、噂がひろがり、尾ひれが付けられて何がどうなるか判りませんから、そのバカ車掌を問い詰めませんでした。

おまけに降りる時には、私は礼儀として、心にもない「サンキュー」を残しました。



“バカは相手にしない”



外人は、我が身を守るために、この国では絶対に必要な処世術です。

しかし、8ペソでも、盗られればその日は、気分は良くありません。




その2日後、たまたま同じ区間、バスに乗りました。

前回とは別のバス・車掌でした。

今度は12ペソの通常料金でした。


(やれやれ)


フィリピンに限りませんが、後進国は、当たり前のことが当たり前に起こると、ホッとしますな。








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日本人には、理解しがたい部分が・・・・ [フィリピン人]


道路の向かいの、奥の方の家で、おばあさんが亡くなったとかで、ここ数日、毎晩騒がしい。

昨夜で4夜目でした。


初日は、海外出稼ぎで稼いだ人が帰って来て盛り上がっているか、誰かの誕生日かと思った。

聞えるスピーカー越しの大(バカ)騒ぎ(後で分かったが“賭博”で興奮している様子)は、それらと大差ないから。

*比国では、お通夜や葬式費用を捻出するため、その家で何日もギャンブルをする習慣があります。この時だけは、違法賭博に当局も目こぼしします。

(葬儀にかこつけて、毎晩、違法賭博で騒ぐのは、私としては釈然としないですね。)




ところで、昨日の昼頃、私はPCで事務をしていました。


そのとき、突然の雨・・・・・・・・。

外の洗濯物の干し場には、ほとんど乾きかけた洗濯物が、何列も干してあった。

私のほかに、2人のフィリピン人女性スタッフがいた。

ひとり(ベビーシッター)はうちの子供と外で遊んでいた・・・とうぜん、雨には気づいているはず。

もうひとりは客室掃除中だった・・・窓の外は見えるし、雨音は聞えているはず。

なのに2人共、洗濯物を取り込む気配がない。

私が2人に、すぐ洗濯物を入れるようにイイに行ったら、慌ててとっかかった。


2人とも田舎の『普通の人・スタッフ』なので、こんな事さえ言われないとできない。

『優秀な』スタッフなら、雨が降り出せば、洗濯物は自分の判断で取り込むことが出来る。

つまり、『優秀でない普通の人間』だと、それすらもできない。

まぁ、万事が、だいたいはこの調子なのであります。

日本でも若者が『指示待ち・・・』といわれて久しいですが、ここではレベルが違います。



また、洗濯物に関しては、以下のような事情もあります。

つまり、皆が皆そうではないのですが、・・・・・・・・雨が降ってきても、洗濯物を取り込まない『習慣』です。

彼ら(主に貧困層)は、『雨で濡れても、その後、また晴れれば乾く』と思って、動じないのです。

要は、いずれは洗濯物は乾くのだから、いちいちジタバタしない。


それよりも、洗濯物ゴトキでゴロゴロ寝ていたりとか、何かを食べているとか、自分が妨げられたくないからでしょう。

かくしてですね、比国に住んで長い方ならだいたいご存知なのですが、この国では、《雨の中に干されている洗濯物》というのを時々見かけるのです。



何事も几帳面で細かい日本人の皆様、どう思います?

なかなか理解しがたい部分でしょうね。


お国変われば・・・という範疇のことであって、私は何も『上から目線』で、彼らを断罪しようとか、バカにしている気はないのですが・・・・。


心中穏やかではないのです。

ハラも立つのであります。

なぜならば、その洗濯は、私が、日本人お得意のマルチタスクで、その日朝、PC仕事しながら、食事しながら、ダイビングの準備をしながら、工事作業の確認と指示をしながら、洗濯機を回して、終わらせたものだからであります。

しかも私物ではなく、客室のお客様用のリネンです。







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見ていないと・・・ [フィリピン人]






パノラマルームの建築が始まって、7ヶ月くらい経ちます。


先日、お客様のダイブガイドで雇った、古くからの知り合いのフリーランスガイド・Bから言われました。


『何で自分でガイドしないの?』



(そんなこと大きなお世話だが・・・)

私:「いま工事やってるから、毎日監督して、いろいろ指示出したり見てないとダメなんだ」


『そうか、パッキアオ(=コントラクト=委託工事)じゃなくて、日給・時間給で払ってるんだな』


「パッキアオなら張り付いている必要はないし、資材や材料も全部委託先に振ることもできるけど・・・お前も知ってる通り、手抜きと雑な工事作業でロクなことはないだろ。」


『そりゃ、そうだ・・・・ だけど、日給でやってれば、見ていないと工事は進まないから、ダイビングで居なくなれば、ピノイ(=フィリピン人)はすぐサボり始めぞ。』


「だから、お前を呼んだんだろうが。 それに自分もピノイのくせして、それを言うなよ。」


『そうか、だけど、日本人のくせしてよくやるな~、そんなスタイルで』


「たしかにキツイけど、そのほうが少ない費用で、良い建物ができるだろ・・・・」


『だけどやりすぎて、彼らに恨まれない様にしたほうがいいぞ。』


「そのへんは、オレももうピノイと一緒に17年働いているから、分かってるつもりだ。 それより、しっかりガイド頼むよ!」


『 オーケィ 』




雇い主が居ないと働かないのは、何もフィリピン人に限ったことではないでしょう。

“勤勉”といわれる日本人でさえ、見ていないとサボる人はたくさんいます。


今まで、世界各地で現地人と働いた経験者の皆様から聞いた話では、

『フィリピン人は、まだマシなほう。もっとひどい(国、人)のは、いくらでもいる』

という評価が多いですね。


この記事でどこの国、とかは言いませんが、

例を挙げれば、『どちらがお金を払って、どちらがお金を貰っているのか、ときどき分からなくなる』・・・

なんて話も聞きます。

フィリピン人の人たちは、少なくとも、そこらは皆わきまえていると思います。







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ミーハー度、高し [フィリピン人]




先日、ジンベイ海岸にある知り合いのフィリピン人リゾートでの事です。

私はビーチのテラスから、ウチのお客様の様子を見守っていました。

突然、“ドッ、ドッ、ドッ”と、ほとんど全員のスタッフが、私の居たテラスの手すりに押しかけてきました。

仕事そっちのけです。

理由はこれ・・・・




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沖のジンベイウオッチングから帰ってきたこの舟に、タレント?(アーティスト?)が乗っているとのこと。

左から3人目の女の子と左端の男が、テレビやらに出ているそうです。

名前は『クリスティンなんたらと〇〇××〇×』とか言ってましたが、私は今はまったくこの国のテレビは見ませんので、知りません。




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隣りの敷地に、舟を着けるときもこの有様です。


フィリピン人でも知らない人も多い、たいして有名でない『有名人』でもこれです。

日本人も若者やオバ様など、人によってはかなりミーハーですが、比国人のミーハー度はずっと上のような気がします。

(それとも、ただ単に仕事のプライオリティーが低いだけか?)

彼らを誰か知らないウチのスタッフ(上の写真の真ん中、ブルーのTシャツの娘)も、一緒になってずっと凝視していました。



“ジンベイ海岸”は、今やフィリピンでも『全国区』の観光スポットです。

有名・無名、国籍を問わず、毎日たくさんの人が訪れています。








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縄文人スタッフ・M嬢 [フィリピン人]



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写真は、2本の角が突き出したハコフグの仲間“コンゴウフグ”の子供です。

このあたりではレアな魚です。

先日、ウチの子供達とビーチで遊んでいたスタッフM嬢が、捕まえました。

落ちていたココナッツの殻に入れて、子供達のおもちゃです。

ウチの子供達も、子供の常として、海の生き物は大好きですので喜びます。

このM嬢、過去にも色々捕まえました。




ハダカハオコゼ。

イエロースポッテッド・スティングレイ。

ヤマドリ。

ツマジロオコゼ。

ウツボ。

イイダコ。

ヒョウモンダコ。

エビ、カニ、各種

Etc・・・etc

ダイバーがタンク背負って潜って、見たい生物、撮りたい被写体を浜歩きで簡単に捕まえます。

それは、普通の日本人にはもうなくなってしまった能力ではないでしょうか。


縄文人のような、素晴らしい『狩猟採集』能力。



・・・・人間、何かしら取り柄はあるものです。






しかし、Mよ、ウチの海で、商売道具の見せ物を、あまり捕まえないで欲しいのだが・・・




本能だから、云っても無理か・・・・・















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田舎娘でも?成長する [フィリピン人]

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仮に名前をQとします。

かれこれ7年ほど前ですか。

まだ二十歳そこそこだったQを、スタッフとして採用しました。

私共の今の“T2ゆかり”ではなく、その前に勤務していたダイブリゾートでのことです。



当時のQの印象としては、今風のフィリピンの田舎娘以外の何ものでもなく、つまり可もなく不可もなく、やる気もなく、という感じでした。
フィリピン人スタッフの仲間同士の評価も、『自分勝手でどちらかというと嫌な奴』と低評価でした。


そのQが、そこを辞めて、オスロブ町のローカルカラオケ屋で、住み込みで働き始めました。
ローカルカラオケ屋というのは、酒を出し、カラオケがあり深夜までうるさい、まぁ比国の田舎ではよくある小汚い場所です。
Qの仕事はそこのウェイトレス、客に進められれば酒も飲むし、歌も歌うし話し相手にもなる、日本風にいえば場末のスナックの女の子(従業員)でしょうか。

働き始めてしばらくして、これもよくある事ですが、お客と仲良くなり妊娠しました。

そして、さらによくある事というか、ほぼこの国の法則通り、妊娠と同時に男は顔を出さなくなり、縁は切れました。
Qはそこを辞め、親の家に帰って子供を産みました。

貧しい上にさらに子供が生まれ、食べていけなくなり困ったQでしたが、OFW(海外労働者)に応募したところ、運良く採用となりました。

契約は2年間、場所はシンガポールの中国人家庭、仕事はもちろん〈ハウスメイド〉です。

そこで契約の2年間辛抱し、気に入られ再雇用でもされれば、仕送りもでき、一族郎党を養い、さらに家が建つ可能性が高いのですが・・・・・・


半年でギブアップして、帰国してしまいました。

『仕事がとてもつらかったから・・・』というのが本人の弁です。

半年で辞めるという事は、下手すると借金が残ることがあります。
一般的に、パスポート取得、仕事のトレーニング、エアチケット、ブローカーの斡旋料などの諸経費を、彼女の給料から差し引き返還するシステムだからです。

Qはその後は、家の近所のフェリー乗り場の売店などで働き、どうにか暮らしていたようです。

で、2ヶ月ほど前、ひとを介して『T2で働きたい』と言ってきましたので、“来る者拒まず”のうち(T2)としてはQを採用いたしました。

前に同じオスロブで男に妊娠させられているので、『住み込みは絶対ダメ』という親の条件です。
Qの家からT2まで、片道30キロ、バスで40分の道のりです。



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左端がQです。




ざっと以上が経緯といいましょうか、前置きです。


7年ぶりにみる《Qの変化》に、奥様Mと私は驚きました。

いくら食べても太りそうもない体型は相変わらずで、問題は中身です。

チャラチャラしたところが、全く無くなり、態度に落ち着きがあります。

仕事も、前から居るウチのスタッフと同等以上にこなします。

ウチで一番の遠距離通勤なのに、遅刻や欠勤がありません。
(他のスタッフも見習ってもらいたいのですが。)


この7年間、彼女なりに苦労したのだと私は思います。
それほどの変わりようです。

海外出稼ぎで挫折はしましたが、《無駄》ではなかった。

いわば、“Nice Try”でした。


今時の日本の『箱入り娘』や『箱入り息子』たちは、嫌な言葉、ナンセンスと思うかもしれませんが、日本でも“若いときの苦労は買ってでもせよ”という言葉があります。


若いときの、砂を噛むような経験を、その後に本人が成長のバネにするか、それで潰れるか、それを忘れてしまうか、という《苦労の後の生き様》しだいではあります。

が、なにかの番組で武田鉄也が、

『本当に辛い時、励ましてくれるのは過去の自分だけ』

といっていましたが、これは蓋(けだ)し名言ではありますね。



話をフィリピンに返します。
この近所の若者たちは、『仕事は疲れて嫌だからしない』と言い、学校を出てもブラブラしています。
しかし、Qにとっては、T2も含めてこの程度の仕事なんて、異国での3階立ての中国人の大家族の一人メイドに較べれば、屁でもない、お遊び同然なのでしょう。

《シンガポールの半年間》という《過去の自分》が、いまのQを助けているんですね。



Qのことに限らず、とくにフィリピンの田舎という、本当に狭くお気楽な“井の中の蛙”社会ですと、そこから一度でも出たことのある人と、まったく出たことがない人とでは、これはもう同じフィリピン人でも確実に違う、という印象を私は受けます。



あちこち話は飛びますが、T2ではスタッフ募集中です。
特に人並み以上の苦労をさせようというつもり(笑)は毛頭ありませんが、外から自分の国、日本を見てみる、自分の可能性を探ってみるのも良いことだと私は思います。

(↓募集欄、参照下さい。)

http://t2yukari.com/







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今朝の海 [フィリピン人]



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しばらく前まで、フィリピンの遥か東海上で次々と熱帯低気圧が発生していたのですが、2日前からはすっかり落ち着いています。

熱帯ですから、明日にはこれが地形も見えないほど雲で覆われることも珍しくはないのですが、ひとまず安心です。





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スロープの上のひとりは魚か何かを洗っています。
先の2人は、水浴びです。







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中央下、水浴びの2人。
中央左は係留ブイです。







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今朝のT2の海です。


穏やかで平和です。

水浴びしているのは、ウチの住み込みスタッフの2人の女子です。

フィリピンの海辺に住む人たちの多くは、早朝、着の身着のままで海に入る習慣があります。

気が向いたときだけですけど。

ウチの2人は週に2.3度、浸かっています。

別に泳ぐわけでも、何するわけでもないのですが、海に入ります。

(昔は、朝の海に入り、用便、汗や体の汚れ落としをしたそうです。)

『水浴』といえば良いのでしょうか。

たぶん大古からの慣習なのでしょう。

朝の海は、とても心地良いことは確かです。

かと言って、私とか私の家族は、しません。

日本人には、朝には朝のすべきことが、各自することの流れがあるからです。

そのルーティーンワークには、当然、『海に入る』なんて事はありません。



しかし、“朝起きたら、何も考えず、まず海に身をゆだねる”という生活に憧れはあります。

私の脳の奥底のまどろんだ部分に、そんな太古の記憶があるからでしょうか。

いつかは私と私の家族にも、そんな暮らしの日々が訪れるのかもしれませんが、現代日本人であることが、そうとう邪魔をしているのが現状ですね。

善きにつけ、悪しきにつけ。






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