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階級社会がやってくる? [日本]

20数年前だか、『勝ち組・負け組』と云う言葉が、巷を闊歩し始めました。


人生に『勝ち』と『負け』がある・・・と云うことを言葉に表したわけです。

その『勝ち』の価値とは、ザクッと云えば”経済力(カネ)”のようです。


それ以前から存在していた、”拝金主義”を臆面もなく主張し、『カネを稼いでどこが悪い!』と開き直ってきました。

今やその主義主張が、ごく一部の人だけでなく、ほぼ万人に浸透してきているように思うのです。


例えば、大谷選手は『100年に一人の天才!』とか、『すべてが完璧な選手!』と、ほぼ世界中から(ベースボールがポピュラーな国では)最高の評価をされています。

それに関しては、全く異論はありません。


しかし、内容が『年収80億?(あるいは100億以上)だからスゴイ!」となると・・・

「それは違うだろ?」と私などは、ちょっと反感を持ちます。

(何でもおカネに換算・・か??)

(人間の評価は、稼ぐおカネで測るのか?)


大谷選手にしてみれば、金儲けではなく、野球が好きだから人生を捧げている(その結果としての収入だと私は)思うのです。



しかし、今は不景気&物価高のしがないご時世。


結果、金銭を評価の定規にしちゃうのでしょう。


『上級国民」と『下級国民』

『富裕層』と『貧困層』


『住民税非課税世帯』、『生活保護世帯』

なんてのもあります。


例外は多々あるとしても、高収入を得ている親が、その子供を高度な教育現場に送り出せる確率は、高いでしょう。

高学歴であれば、ほぼ高収入。


そういった連鎖が、ますます強くなりそうな今の世の中のようです。

昔云われた『三高⁽高学歴・高収入・高身長⁾』なんて、もうカワイイもんです。


『格差社会』から、『階級社会』が見えてきました。





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コメント 4

よしあき・ギャラリー

何となく分かります。
by よしあき・ギャラリー (2023-05-11 06:04) 

yashinoki

よしあき・ギャラリー様、コメントを戴き有難うございます。
私もよく分りもせず勝手なこと書いていますが、何処の国でも『階級』はあったと思うのです。
士農工商とは少し違うのですけど、階級の違いによって、着る服が違い、帽子が違い、趣味が違い、住む家の作りが違う。
階級が違えば、結婚はおろか、友人になることもできない。
何処の国でも、歴史には、そんな話は五万とあるような・・・
そんな世界に逆行しないよう、祈ります。
by yashinoki (2023-05-11 10:37) 

扶侶夢

何処の国でも『階級』の概念はありますね。私はロンドンに居た事もあるのでその辺の格差的なものはしみじみと感じました(苦笑)
ただ階級意識と言っても、インドの仏教がベースにある国と欧米の様なキリスト教国とでは根本思想がまったく違っていますね。いずれにしても人間の本性の中に階級や差別の意識は極ナチュラルに組み込まれているようです。
by 扶侶夢 (2023-05-11 20:03) 

yashinoki

扶侶夢様、コメントを戴き有難うございます。
ざっくばらんに、100年以上前ですと、身なりを見ただけで身分・階級・仕事が分かったようです。
もっとも、貴族は労働はしなかったようですけど。
インドは行ったことは無いですが(『インド病』に罹りそうでしたので)、そのインドも、人口・経済・富裕層の数、急発展の模様だそうです。
欧米系や日系企業も競うように進出しているとか。
もはや『カネのなる木』みたいです。
半世紀前ですが、中国商人、ユダヤ商人、インド商人は、甲乙つけがたい。日本商人は足元にも及ばない・・・・とよく聞かされました。
by yashinoki (2023-05-12 09:02) 

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