戦艦大和級の蝶番 [工事]
日本チーム400リレー銅メダル、おめでとうございます!
棚ボタメダルと見る向きもあるが、私はそうは思いません。
取るべくして獲った銅メダルです。
詳しいことは書きませんが。
[T2]のビーチに出るゲートを作るにあたって、まずは頑丈なドアヒンジ(蝶番)を作ることが必須だ。
欲を言えばステン(レス)の厚板だが、ここではそんな贅沢は言ってられない。
リサイクル好きなフウテンが目をつけたのは、コレだ。
これはボロ屋の基礎である。
ここに鉄のフラットバーが半分埋まって、あるのだ。
もともとはセメントの基礎と木の柱を繋ぐ金具であるが、この4~50年前のステーは、厚さが9ミリもある、しかも表面しか錆びていない。
良質の鉄だ。
おそらく村の鍛冶屋の手作りだろう。
今はこんなものは探してもこのご時勢であるから、厚さ9ミリの鉄板など幾らするか分らない。
これをサンダー(電動グラインダー)でカットする。
次がこれだ。
買ってきた3/8インチ径の水道管。蝶番のキー(心棒)を通す部分に使う。本当はもっと肉厚のパイプがあればいいのだが・・・ない。
更にこれ。
キーに使う鉄棒、太さ10ミリ。
この鉄棒は、もとはボロ屋から出てきた鉄筋棒だ。
いわゆる丸棒(鋼)だ。
今のコンクリート用の鉄筋は下の写真のように、表面が凸凹の波状になっているが昔はこれが無かったのだ。
噂では表面を波状に工夫したのは日本人だという。
これが有ると無いとでは、構造物の強度がかなり違ってくるのだ。
これら寄せ集めのパーツをカットして、このような部品を作るのだ。
村の溶接屋に持っていって、溶接してもらう。
はっきり言ってあまり上手くない。
料金は、つかった溶接棒の数による。
1本あたり30ペソ(75円)、7本使って210ペソ。
これを200ペソに値切って払う。
日本流では安いかも、だがフィリピンでは安いとは言い難い。
手に持つとズッシリと重い、こんな頑丈な蝶番は市販では無い。
かつて日本が誇った世界最強の『戦艦大和』の艦内で、最もチャチと思われるトイレの蝶番は、きっとこんな感じだったのだろう。
そういえば戦艦大和は、大戦の末期、海上特攻で沖縄に向かう途上、撃沈された。
誰がどう見ても明らかに勝ち目無し、背水の陣の戦艦大和に対して、いわば飛び道具とも言うべき無数の空母からの艦載機による卑怯な攻撃は、武士道精神のかけらもないアメリカだから大目に見るとしても、海上に退避した無力の乗組員に対しおこなわれた機銃掃射は、いただけない。
こういう非人道的な戦闘行為は、それが戦争だからしかたないのだとすると、いまだに実際に在ったかどうか分らない様な日本軍の行為を蒸し返して、自国民を煽り、対日感情悪化へのプロパガンダとして利用する某国々、そしてあろう事か、それに対し遺憾の意だの、謝罪、慰謝料だのと慌てふためく日本政府や国民の一部、私は納得できない。
そんな言いがかりに迎合することは無い、と私は思う。
だいいち、それでは、戦争で亡くなった数百万の同胞に、日本人として、あの世で顔向けできないではないか。
この世でだって、遺族や親族の心情を思えば、たやすく「日本が悪うござんした。」と言える訳はない。
そうなってくると、結局は、当時の軍部の主導者に責任を押し付けるしかなくなる。
死人にくちなしという訳だ。
そして飛び火して、靖国問題などというのが出てくるのだ。
これでは仏さまもうかばれまい。
私はあまり頭脳明晰ではないから、私の言うことは間違っているかも知れないが、世界中の人が皆賢いとは思えないので、このような考え方もあると思って欲しい。
ところで他のパーツの堅牢さに比べ、ちょっと水道管の肉の薄さが気になる。
これに見合った中空パイプといえば、火縄銃・種子島の銃身か?
最近の銃は中にスパイラル(らせん)が切ってあるから、使えない。
求む!
種子島、一丁!
(参考)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%92%8C_(%E6%88%A6%E8%89%A6)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9D%8A%E3%83%8E%E5%B2%AC%E6%B2%96%E6%B5%B7%E6%88%A6
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