主夫の鏡となる [終活]
ほぼ20年ぶりに帰国し暮らし始めて、思いもかけず、経済的に困難な暮らしぶりとなりました。
津軽じょっぱり、最愛の奥様Mの助っ人となるべく、こうして私の主夫と内職を中心とした日々が、2年半前に始まりました。
しかし、主夫(or主婦)ってのは大変な仕事です。
この歳になるまで、ちっとも分らなかった。
何が大変かって、毎日延々と続く単調さ、そして主夫(or主婦)労働は、評価というか金銭的な対価が朧気(おぼろげ)です。
大いなる愛情と責任感をもって、ほぼ時間無制限、勝ちも負けも無い一本勝負です。
こいつをひと様に頼めば、幾らの請求が来ることか・・・。
今は亡き母の偉さを実感します。
家計の遣り繰り、子育て、洗濯・調理・掃除、毎日のルーティーンワークetc・・・どれひとつとして投げ出すことが許されない。
クサルわけにもいかない。
焦らず、腐らず、投げ出さず、諦めず。
だけど、もうこうなったら”主婦の鏡”というものを見極めたい気もします。
もうどうせ生きてもそう長くないし、やるっきゃないと実感します。
まるであの、ギリシャ神話の”シジフォス(シーシュポス)の岩”。
ちょっと大袈裟だな・・・・