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ラクダの股引・・・年の瀬の邂逅 [終活]


20年住んだフィリピンの田舎ビーチを後にして・・・

5年前に日本に戻った時、無人となった実家の整理をしました。


その中に『ラクダのモモヒキ』もありました。

亡き父が穿こうとして買った物かも知れません。



私は形見の一品として、他の品々と共に持ち帰りました。


まさか自分が、そんな古臭いモノを使うとは思わず・・・・




ところが、翌年の冬から必需品になりました。



以来4年目の冬。

他に、ユ二✕✕とかのサーモテック?、今どきのタイツも何本かあるのに、この『ラクダの股引』が一番温かいのです。

その差は歴然です。

改めて、小さく丸まったタックを伸ばし見ると”レナウン”とある。

古いから当然 "日本製”
 

ナゼ今風のハイテクタイツより、古めかしい薄茶色の『ズボン下』=ラクダの股引のほうが暖かいのか、私には分かりません。



ですが、寒い冬に寝る時などその差は歴然、足が冷えないのです。

それから足首のところがダレない。

新しい近頃の股引(=タイツ)は、ひと冬使うと足首のところバカになって、締まりがなくだらしなくなります。



やはり、昔のメイドインジャパンが優秀なのか・・・・

4年目の冬にして尚、くたびれない。



それとも、あの世におわす父が、私を温めてくれるのか・・・・。



年の瀬の、父との邂逅でした。








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