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本当の断捨離 [終活]



いつの間にやら、『断捨離』なんて言葉が定着しています。


大雑把に云えば、(死ぬ前に)身の回りのモノを捨てて片付け、身軽になろう、という事らしい。

まぁ、悪い事とは思いませんが、モノへの執着を絶てるのに、なぜ生命の維持に異常なまでに拘るのか、私には判らない。


今の高齢者は、健康食品や良質な食事を摂ることに気を使い、運動してアンチエイジングに励み、意に反し病を得たら、過度なまでの医療を頼みとする。

「貪欲」と云いたくなるほどの、長寿への憧れ、生への執着。




エラそうに云える私ではありませんが、思うにテレビ番組などのメディアに踊らされているのではないでしょうか。

実際には、そんな年寄りばかりではないでしょう。

私はマネしませんが、ちょっぴり羨ましくもあります。





昔のインドでは、ご存知のように”四住期”という良識があり、生き方の理想的なモデルを説いています。


私の理解する限りでは、そこには『健康寿命』だとか『長生き万歳』みたいな、レベルの低い思想はありません。


如何にして生き、如何にして死ぬか、生き物として、人としての”理想の形”を説いています。


古代インドのヒンドゥー教成立から3千年以上経ますが、人間の中身はそうは変わらないように思います。



ほんとうに、『断ち』、『捨て』、『離れ』、なければいけないのは、モノだけなのか?








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