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船長とクルーズ船運営会社の責任は? [出来事]

先週から毎日、日本のメディアは『新型コロナ』一辺倒です。


そして、幕末の『黒船』のような大騒ぎをもたらしたクルーズ船、ダイアモンドプリンセス号。


対応に四苦八苦している、日本政府。

日本の対策に苦言を呈している海外メディアも、少なくありません。



ですが、3,700人も乗ったクルーズ船が、新型ウィルスと共に寄港するなんてのは、どの国であったとしても想定外の事態では。

日本政府は、刻々と変化する状況に、その都度、懸命に対処していたように(私は)思っています。

ただ如何せん、近年の日本は、伝統を重んじ『前例』に拘る国民性と云うか、嘗て無かった事象に適切に反応することは、やや不得手のような気もいたします。

またそれが間違っているとは、一概に言えないでしょう。

今現在ではなく、今が過去となった時に評価はされるでしょう。





私は初報道の時、中世ヨーロッパの”フライイング・ダッチマン(幽霊船)伝説”を連想してしまいました。



本来、”船”という移動手段は『一蓮托生』。

文字通りです。

陸の乗り物と違い、後に登場した飛行機と一緒で、途中下車は出来ません。


昔から『板子一枚下は地獄』、千葉には『銚子の沖はてんでんしのぎ』なんて伝えもありますが、船とはそういう乗り物なんです。


今回の騒ぎで気になるのは、クルーズ船の船長と運営会社が(私の知る限りでは)報道に出てこないことです。


船長は、操船と航行に絶対的な権力を持ち、その責任を負っています。

更には、船長(あるいは船)を雇っているクルーズの運営会社もあるはずです。


全員の安全と生命の全責任は、船長とその運営会社にあると言っても過言ではありません。






今回の『異例な事態』はまだ収束していません。

一昨日現在で、千人ほど下船しました。



乗船した全員が”被害者”、日本政府も関係する多くの自治体も被害者。

他には、風評によって旅行業者、トランスポーター業者、多くのイベント業者、店舗、国民、海外在住の東アジア人・・・ETC。

罹患は無くとも、経済的・精神的な打撃を受けた被害者は計り知れません。



原因は湖北省の武漢とある程度決まりのようですが、では”加害者”はいるのか?

誰?なのか?




船長とクルーズ運営会社には、全く責任がないと言い切れるのでしょうか?


もし私が、クルーズ船の乗客であったとしたならーーーそんなことは金輪際ないでしょうがーーー文句のひとつも云いたくなります。


“世界一周クルーズ”は、「死ぬ前に一度・・・」という私を含め、多くの年寄りの憧れです。


しかし、こんな事があるなら考えますね。


もっとも私の場合は、先立つモノが・・・・



*追記ーーーMar.8 2020
あくまでメディアに拠ればですが、ダイアモンド・プリンセスのイタリア人船長は、その責務を忠実に果たしたようです。 そうであれば、上記記事内容は、一部の点において事実と反するかもしれません。










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