SSブログ

どっちにしろ給料は上がらない [出来事]

今までであれば、TVなどメディアの取り上げる頻度が少なかった”為替”が、最近は頻繁に登場します。

しかし、『1ドル150円を超えた』とか『1ドル145円台まで下げた』とか、とかく世間は対USドルの観点から論じたがります。

確かにUSドルは、世界の基軸通貨ですが、ご存じのように、度重なる利上げを行っているのは、USドルだけではありません。

日本円以外のほとんど世界中の国が、利上げ政策を続けています。

つまり日本円の全方位安・全面安。

『100兆円以上』と云われる借金を抱える政府は、利上げをできない事情があるでしょう。

緩和政策を続けるしかないようです。

円の価値が下がり続けるなか、利益を出す一部企業や外貨資産を所有する富裕層は、人には言えないが、内心ウハウハでしょう。

一方、『紙屑同然』となるかもしれない円で収入を得て、日々値上げされる食料品を買って生きて行くしかない我ら貧困層。

物価が上がり続けても、デモ一つ起きない、ちょっと異常な国民性?

よく言えば、『忍耐強い?』『従順?』『お人好し?』。



私70年生きてきて思うのですが、高度成長期以降、円安だろうと円高だろうと、高金利だろうと低金利だろうと、日本の庶民の給料は、上がっていません。

むしろ下がっている。

それは世界的に見れば、日本人は低賃金で働く、後進国の民になり下がったという事ではないでしょうか。

普通のサラリーマンでも、ハワイ・グアム・サイパン・東南アジアにフラっと遊びに行けた時代は、遠くなりにけり・・・・かな。





nice!(52)  コメント(2) 
共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。