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人生100年? よく言うよ [日本人]

しばらく前からのキーワードに、『人生100年時代』があります。



無責任にもお先棒担いで、メディアも何かと取り上げ報道しています。

これを信じている人は、どの位いるのでしょうか?

『100歳まで生きる』なんて言われて喜ぶ人もいらっしゃるでしょうが、「現在生きている人がだいたい100歳くらいまで生きる」という推測は、どの統計データからもあり得ないと思います。


「平均寿命」とは、社会情勢等に大きな変化がないことを前提に、その年に生まれた子供が何歳まで生きられるかを示したものです。

平均寿命とは、その年に亡くなった人の「平均年齢」ではなく、「0歳児の平均余命」です。

厚労省が発表した日本人の平均寿命(2018年度)に依れば、男性が81.25歳、女性が87.32歳となっています。

100歳までは、男で18.75歳、女でも12.68歳の隔たりがあります。

しかもグラフには、年々伸び率が鈍化していることが見てとれます。

あまりゴタゴタ書くのも面倒ですので、大雑把に結論付ければ、亡くなる方々の年齢の平均が100歳になるには、少なくともこの先2百年は必要です。

そして大規模な、戦争・食糧危機・経済悪化・環境悪化・疫病の蔓延など負の変化があれば、平均寿命は逆に下降を辿ります。

では何故、『人生100年時代が来た』と、喧伝する人々がいるのでしょうか。



私はへそ曲がりですから思うのでしょうが・・・


普通に考えれば、そうすることで何らかの利益を得る、或いは金儲けを目論んでいる、組織・団体・個人が存在するからではないでしょうか。

つまり、これは一種の"ポジショントーク"。


例えば、年金支給年齢を先送りしたい政権とか、保険会社、健康食品ビジネス・・・ほかにも色々思い当たります。


 







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