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小春だったけどヤバかった [ランニング]

一昨日(12/4)昨日のジョグ。

小春日和でした。

初冬のやはらかな日差しは気持ち良く、このまま”極楽浄土”に逝っちまうんじゃないかと、錯覚するほどでした。

しかし、途中にあるという『三途の川』、手ぶらの私は渡し賃の六文がない。

(そう云えば、子供の頃集めていた古銭は、どうしたっけ?)なんて、心遊ばせていますと・・・・・

『ヒタッ、ヒタッ、ヒタッ・・・』後ろから足音が聞こえてきました。

“音”からして、走りでなく歩きでした。

老いさばらえた今の私の走りは、歩きと大差ない速度で、一昨日は特に足が動かない日でした。

そのヒタヒタが、数メートル間隔を保持してずっと付いてきました。

(ヤバい! このままではウォーキングに抜かれるかも・・・)

他のランナーに抜かれるのは仕方ないとして、ウォーカーに抜かれるなんて、絶対にあってはならない事です。

かと言って、ペースを上げたり振り返ったりは、私のランナーとしての矜持が許しません。

それから10分ほど、背中でヒタヒタの音を聞き、敵との距離を測りながら、ヒヤヒヤしながら、走りました。

極楽浄土も小春日和も、なくなりました。

そして、『ヒタヒタ』がいつの間にか消えました。

敵は止まったようでした。

(ヨカッタ!)


しかし、私の老いが進行する限り、いつかはウォーカーに抜かれる日が来るでしょう。








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