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座頭市 [テレビ]

テレビが詰まらなくなって久しい・・・と思う。



2016年に、ほぼ20年ぶりの『浦島太郎』状態で帰国しました。


これから、「老後はテレビでも見ながらのんびりと生きよう」・・・なんて甘かった。


色々と・・・・・



テレビについて云えば、詰まらなくなっていた。


『放送コード』と云うのだろうか?

ストーリー、演技や表現方法、セリフに、規制と云うか、シバリが多くなったせいなのか。




私の場合ですが、日々の内職の合間に流すのは、数十年前の時代劇のチャンバラもの。


録画したのを、聞き流すと云いますか見流すというか、、、BGM?



何も考える必要が無いし、アタマが凝らない。


現代のお話でないから、思い当たって考え込んでしまう事もない。



”鬼平犯科帳”・・・ ”必殺仕事人”・・・ ”暴れん坊将軍” ・・・”斬り捨てご免” ・・・”伝七捕物帳”・・・


なんてタイトルだけ見ても、現実離れして痛快じゃありませんか。


5分やそこら眼を離しても、ちゃんと予定通りのストーリー展開で、セリフさえ代わりに云えそうな安心さ。


最初の1分で『悪人』が分かり、そいつらが必ず最後に殺られる。





ただし例外がひとつあります。


BSフジでやっている”座頭市”。


これは眼を離すのは難しい。


内職の手が止まる。


原作もさることながら、勝新太郎と云う型破りな天才役者の、迫力と巧さが際立っています。



『世界のクロサワ』と喧嘩して役を下りた、とかいう伝説もあります。


ホノルル空港で拘束され、『もうパンツは穿かない』とか言ったとか・・・




彼の代表作は”座頭市”ですが、他にも”兵隊ヤクザ”シリーズとか、面白い作品は沢山ありました。



しかし、”座頭市シリーズ”が勝新の最高傑作だと私は思います。


勝新さん以外では誰も出来ないから。



後年、スマップのナンたらとかが、座頭市役に挑戦しましたが、「ナイス、トラィ!」と云うか、月とスッポン、箸にも棒にもかかりませんでした。



勝新は、唯一無二の座頭市役と云うより、勝新そのモノが=座頭市だったようです。



話を戻しますが、日本のテレビは詰まらなくなった。



「昭和は遠くなりにけり」でしょうか。







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