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T2の初鰹 [グルメフード]






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セブ島・オスロブ町、ラグンデ村の“T2ゆかり”です。

セブ市から110キロ南のビーチでございます。


昨日朝、働き者のロースが「漁師がサカナ買わないかって?」

と言いながら、両手に1匹づつぶら下げてきた。

見ると、紛れもない“スマカツオ”、でもまだ小さい。
引き釣りで釣ったので、網で獲った魚より痛んでいないしずっと美味い。

早速買って、小ぶりだけれど、刺身。

去年は、イワシとアジが異常発生でウチの前の海は賑わった。
そのかわり、その後のカツオがぜんぜん獲れなかった。

そして今年、イワシ&アジが、去年の反動かとても少ない。
海の中が寂しい。

そこへきて、カツオが出た。
カツオのピークはまだ先なので、今年はカツオに期待できるかも知れない。

さて冒頭の写真の“スマカツオ”日本の魚屋さんでは、本カツオ(お腹に黒い筋のある)が主流で、スマカツオは漁獲が少なく市場に出回らない。

しかし、私の味覚では、スマカツオの刺身を10点とするなら、本カツオは7点くらい、スマのほうが断然、美味い。
メジ(クロマグロの幼魚)のように品のある甘さがあり、身の色もキレイなピンクで食感も上だと思います。

私も日本人、ウマイ刺身とみそ汁があれば他のオカズは何もいらない。



うまかったぁ~。

でも、隣りの漁師よ、今度はもっとデカイの釣ってきてね!






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貧乏人のぜいたく干物 [グルメフード]






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今朝の日の出です。








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これは昨日の海。



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これは今日の海。


荒れた日が続いている―――写真ではピンと来ないかもしれませんが―――海です。

荒れを理由に怠けていた近所の漁師も、もう業を煮やし、波を乗り越えしながら舟を出す。

魚を獲るのが仕事ですから、いつまでも休んでいられんでしょう。


ところが、荒海ですが、出漁すればイワシがガンガン獲れています。

ウチはお客様がいないので、1キロだけ買いました。




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今日のイワシは―――ちなみにウチの前で獲れるイワシは、4種類います――――この辺で『Toroy=トロイ』と呼ばれる、腹部がやや扁平で、身がシッカリして、骨が固めの種類です。
小さいですから、さばくのが面倒ですが、刺身に向きます。


ウロコを取り、洗い、塩水に漬け、干します。

干物研究家?の私としては、今日の風と天気は干物作りに最適です。




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夕方5時、出来上がりです。

(旨そうにみえないっ・・・かな?)



浜で1キロ50ペソ(約百円)で買ったイワシに手間ひまかけて、旨い干物を作る。

セブの田舎の海辺、〔澄み切った空気の流れ=良い風〕が旨い干物を作ります。

干物は風の作品、風は干物の調理人です。

波高いのは仕方ない、諦めましょう。

この場所で作る干物は旨いのです。

“貧乏人の贅沢干物”です。



そんなことばかりしていないで、お客さんいないし、

『オマエ、マーケティングしろよ』

と天の声が聞えます。

「怠け者の漁師共」なんてさぁ、

『人のことばかり言ってないで。』

・・・・・


確かに・・・・

ぼちぼちダイビングシーズンが始まるし・・・・


・・・・・干物作ったり、工作しているばあいじゃないかな。






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アンチョビつくります [グルメフード]




今日のT2ハウスリーフは、ここ最近では珍しく穏やかな海で、ダイビングも快適でした。
陸も“常夏の冬”らしく、暑くもなく寒くもなく、涼風が吹いていました。



さて先日、初物のイワシ漁獲の記事をアップしたところ、あるご常連のお客様から『アンチョビ作れば?』とメールをいただきました。

もうイワシのレシピが手詰まりになっていましたので、「これだ!」と飛びつきました。

その後、2.3日イワシが獲れなかったのですが、先日獲れましたので早速トライです。






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ビーチに行って舟から購入。
イワシは前回の『トロイ』ではなく、『マランシ』でした。
マランシは日本のマイワシのような魚体と骨の柔らかさ、身の柔らかさを持っていますので、アンチョビ用には向くと思います。
たぶんアンチョビ用は、カタクチイワシがメインでしょうから。

作り方は様々でしょうが、ウロコ、頭、尾を取り、開いて魚の重さの30%の荒塩に漬けました。








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中骨も取りたかったのですが、新鮮すぎて骨離れが悪く、姿が悪くなるので諦めました。
漬けてから、取れたら取ります。
熱帯ですので、念のため冷蔵庫保存です。
半日後にはこんなに水が出ます。








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それでも、まだあと1ヶ月漬けます。
発酵が進み、この水分はナンプラーのようなものになります。

その後3%程度の塩水で洗い、エキストラバージンのオリーブオイルに漬け込めば出来上がりの予定です。

乞うご期待の、いわゆる“スローフード”です。






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