貧乏人のぜいたく干物 [グルメフード]
今朝の日の出です。
これは昨日の海。
これは今日の海。
荒れた日が続いている―――写真ではピンと来ないかもしれませんが―――海です。
荒れを理由に怠けていた近所の漁師も、もう業を煮やし、波を乗り越えしながら舟を出す。
魚を獲るのが仕事ですから、いつまでも休んでいられんでしょう。
ところが、荒海ですが、出漁すればイワシがガンガン獲れています。
ウチはお客様がいないので、1キロだけ買いました。
今日のイワシは―――ちなみにウチの前で獲れるイワシは、4種類います――――この辺で『Toroy=トロイ』と呼ばれる、腹部がやや扁平で、身がシッカリして、骨が固めの種類です。
小さいですから、さばくのが面倒ですが、刺身に向きます。
ウロコを取り、洗い、塩水に漬け、干します。
干物研究家?の私としては、今日の風と天気は干物作りに最適です。
夕方5時、出来上がりです。
(旨そうにみえないっ・・・かな?)
浜で1キロ50ペソ(約百円)で買ったイワシに手間ひまかけて、旨い干物を作る。
セブの田舎の海辺、〔澄み切った空気の流れ=良い風〕が旨い干物を作ります。
干物は風の作品、風は干物の調理人です。
波高いのは仕方ない、諦めましょう。
この場所で作る干物は旨いのです。
“貧乏人の贅沢干物”です。
そんなことばかりしていないで、お客さんいないし、
『オマエ、マーケティングしろよ』
と天の声が聞えます。
「怠け者の漁師共」なんてさぁ、
『人のことばかり言ってないで。』
・・・・・
確かに・・・・
ぼちぼちダイビングシーズンが始まるし・・・・
・・・・・干物作ったり、工作しているばあいじゃないかな。
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