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根性ナシは水を飲む [ランニング]

前もって書けば、時代錯誤、非科学的な論です。


しかし『運動中は水飲むな!』

これは、昔はごく当たり前の事でした。

それでも脱水症や熱中症で、バタバタ倒れるなんてことは、ありませんでした。

どうしても飲みたければ、見つかって体罰喰らわないように、隠れて罪悪感&敗北感と共に飲むしかなかった。




その遠い昔の経験が役に立つこともある。

少し前、長男が授業参観の代休で休みの日のこと。

30度越えの暑さの中、18キロジョグに連れ出しました。

長男は運動部で、身長もあるし今風に足も長い。

ひと言でいえば、私よりずっと早く走れます。

しかし、それではつまらない。

前半の9キロ、私のペースに合わさせました。

歩きよりちょっとだけ速い、いつもの私のペースです。

折り返してから、「自分のペースで行ってみな」と伝えた。

長男は広いストライドとバネの効いた走りで、みるみる遠ざかった。

あっという間に見えなくなりました。

そしてしばらく私は一人旅。



前方に、長男が(スピードを落として私が追いつくのを)待っていた。


『水飲むとこ、ない?』

その先にある水場を教えてやると、またスピードを上げて消えました。


私が家に帰ったとき、当然長男はもう家の前にいましたが、ストレッチの進み具合からして、差は5分くらい。

曰く『バテた、スローペースをナメていた』『さっきはノド乾いて、マジやばかった』




昔取った何とやらで、ちょっとオヤジの面目を保ちました。

(実は、脱水でドロドロになった血液が、心臓や脳に悪さをするかとヒヤヒヤしている最近の私ですが)

エラそうに・・・

「喉が渇いても、いつでも水が飲めるとは限らない」

「腹が減っても、食い物があるとは限らない」

「眠たくても、眠る時間があるとは限らない」

「真っ暗でも、明かりがあるとは限らない」

「どんな状況でも、辛抱するしかないときもある」

「だから・・・」と説教こいておいた。



話し変わりますが、今回のタイの洞窟の少年たち・・・

あれがもし日本の少年達だったら、カメラを向けられたときあんな笑顔を見せられたか、全員無事救助されたか、疑問です。

今の日本は、大人も子供も過保護のような気がします。

そういう私も、明治大正の日本人からすれば、軟弱・過保護・根性ナシです。

ぬるま湯にドップリつかっている。











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