この岩が好きなんだ! [神秘の滝]
上は2年前の画像です。
デビューして2年を過ぎた、わが町オスロブの“神秘の滝”です。
はじめは、〈ジンベイウオッチング〉のついでと云うか、添え物的なスポットだったのですが、
予想したとおり、今やジンベイと渡り合う堂々の2枚看板です。
土日祝日は、常にかなりの人々が押し寄せてきます。
“神秘の滝”という呼び名の、名付け親の私としてもハナが高いです。
何度行っても、飽きない。
見ものが、数多いからでもあります。
そのひとつを紹介させていただきます。
画像中央の“岩を抱く木”
(ちなみに右側は、高さ40mを越す“真っ直ぐな木”、)
“岩を抱く木”をアップです。
太い木が、巨岩を抱くようにして立ち上がります。
更にアップです。
多数の太い根が、シッカと岩を抱いています。
根の先は養分を求め、空間を垂れ下がり、まるで見えていたかのように、下の地面に突き刺さっています。
樹齢何百年か知りませんが、この木の種(タネ)?は何を好き好んで、こんな大岩の上、ややこしい場所に根を下ろしたのでしょうか?
根は、岩を巻いて50センチほど空間を下がれば、そこに土が有ると知っていたのでしょうか。
それともこの空間には、昔は土が有ったのか?
根の状態からして、その線は薄いです。
根が伸びて、この空間を制覇し土に辿り着くまで、心細かったことでしょう。
最近の若い人は興味ないでしょうが・・・・
私の若い頃は、よく“石の上にも3年”なんて云って、『どんなとこでも、まず3年間は辛抱してやってみろよ』、などと言ったものですが、この木の辛抱強さは、並大抵ではありません。
それがまぁ、結局こんな立派な木になって、親御さんも喜んでいる?ことでしょう。
日本の盛岡の裁判所前には、有名な“石割桜(いしわりざくら)”という桜の木があります。
あれも立派な木ですが、この神秘の滝の“岩を抱く木”も負けていません。
どちらの木も、「何故?」 「どうしてこんなとこに?」と問えば、答えは難しいでしょう。
ひとつ私が思い当たるのは、『その岩が好きだったから』ではないでしょうか。
そうして改めて、つらつらと木と岩を眺めてみますと、そこはかとなく、お互いが強い信頼関係で結ばれているような、“気”が漂っているような・・・・・
云わば、奥様Mと私の関係のようなものでありましょうか。
じゃどっちが岩で、どっちが木かって?
えっ?
それは“云わぬが花”というものでしょう。
コメント 0