昨日の調査ダイブ [ダイビング]
きのうは、息子のクラス(小学校)がまたまた、突然のお休みになりました。
授業料の安い田舎の私立なのですが、なんだかんだと“お休み”ばかりで、何のための学校だかわからなくなることがあります。
昨日の理由は、『4年生がテストをするので、他の学年は休み』という訳の分からない理由です。
そのことを、息子本人からと学校への送迎担当のウチのスタッフと、両方から聞きましたので間違いないのでしょう。
ですが、普通なら学期末までまだ間があるのに、「なぜ?」とか「どうして?」とか疑問を感じると思うのですが、この地では、云われたことをそのまま受け入れるだけ・・・という場合がよくあります。
『教育』というか、頭脳の発達や知識の習得には、『なぜ?』と疑問を感じること、そしてそれに適切に答えることがとても重要だと、私個人的には考えるのですが、肝心の教育現場でそれが蔑(ないがし)ろにされていると強く実感します。
ウチのスタッフにしても、日々の仕事において、『何故、そうなのか?』ということを、当人が考えて仕事をしているという感じがほとんどありません。
ただ、〈云われたからやる=云われないからやらない〉という図式だけのようです。
愚民化教育の成果?です。
例えば、今日現在まで、もう10日間くらい雨が降っていません。
そこで庭木や植物に水をやらないといけないのですが、スタッフによっては、毎日「水をまいて」と言わないとできない。
かといって「毎日水をまくように」と言ってしまうと、雨が降っていても、土が十分湿っていても無駄に水をまくのでこれも宜しくない。
“植物は水が必要”とか、〈なぜ水をまくのか?〉ということが分かっていない、考えていないから、こちらもこういう非常に疲れることに気を使う。
ウチのスタッフにも、考えて仕事のできる人はいるのですが、多くは、時間給欲しさにただ来ているだけで、仕事に多少なりと脳細胞を使うことは少ないようです。
ま、ウチに限らず、この国全般の傾向のように思います。
ウチのスタッフは、よそ様のそれに比べてまだマシのようです。
前置きというか、グチが長くなりましたが、昨日、久々にウチ(T2ゆかり)の前の海を〈調査ダイブ〉しました。
かつて“アポもどき”と名付けた、サンゴの群生のキレイだった場所に行きました。
以前書いたように、オスロブ沿岸のサンゴ礁は、2012年12月の台風で壊滅的な被害を受けたのですが、“アポもどき”も例外ではありませんでした。
1年数ヶ月たった今も、復活はおぼつかない有様です。
ポイントに着いてすぐ、岩サンゴの上でジッとしている大きなハタを見つけたのですが、カメラをONにしているうち、居なくなりました。
魚影は格段に減りましたが、それでもまだ、ニセクロホシフエダイでしょう。
いくつもの群れが根付いていました。
アオウミガメですね。
コバンザメが2匹付いていました。
以上のように、あまり成果はありませんでした。
しかしオスロブ沿岸のサンゴ礁、いつになったら復活するやら・・・・
というか・・・“自然”は一度壊れると、もう元には戻らないような気もします。
大事にしないといけないですね。
ほかのショップの皆様は、以下のような自分の首を絞めるようなことはまず書かないでしょうが、アポ島、バリカサグ島、スミロン島などのサンゴ礁も年々荒れてきています。
(まぁ、ウチには、お先棒を担ぐ〈旅行会社〉はいませんし、お金を出して提灯持ち記事を書いてもらう〈ダイビング雑誌〉もありませんから、何を書くにも気兼ねはないのです。)
おそらく、世界中で同じ様なことは起きているのでしょう。
以前の状態を知らないお客様たちは、それでも感動してお帰りになりますが、現地で海を見守っている私としては、釈然としない思いがいたします。
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