台風とジンベイウオッチング・ツアー [ジンベイザメ]
いわゆる“モンスーン(シーズン)”、東南アジアでは“雨季”と呼ばれるこの時期であります。
この時期に発生する台風の多くは、フィリピンの東海上で産声を発し、その後、各々の方角に巣立ち発達し暴れる事があります。
12号もその例に違わず、行動している最中です。
しかし、わが町“オスロブ”は、まるで目に見えぬ『バリアー』があるかのように、台風が寄って来ることはありません。
台風の影響といえば、西風や南風が若干強くなるのですが、普通それ以上のことはないのです。
私共のような『水』商売の場合、むしろ困るのは、熱低がはるか彼方で発達し移動している際の、海のウネリです。
ご存知のように、“風”はエリアが限定されますが、“波”というのは、チリの地震の津波が日本まで届くように、最大、地球半周くらいは伝わるのです。
写真は撮り忘れましたが、一昨日と昨日の2日間のジンベイ海岸、ジンベイは相変わらず全体で20匹前後集まっていたのですが、波が高かった。
久々のことですが、“波酔い”するお客様も出ました。
さて今日になり、8月21日のジンベイウオッチングですが、波はあらかた収まりまして、集まったジンベイ鮫(全長6m前後)の数は、エリア全体で18匹(現場のNGO発表)でした。
お客様の話では、『次々やってきて、最高で一度に6~7匹いた』とのことです。
今日もフィリピンお得意の『突然決った休日』で、ジンベイ海岸はそこそこ混んでいました。
エサに誘導され、エサを撒く舟の後を付いて泳ぐジンベイザメ(岸から撮影)。
このようにして、スタッフがお客様の前にジンベイを連れて行きます。
ですから、泳げない人も勿論、シニアでもお子さんでも、目の前でたっぷりとジンベイザメを見れるのです。
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