「ナンじゃ、こりゃ?」-Ⅱ [パノラマルーム]
次男(もうすぐ4歳)が、興奮気味に言ってきました。
『パパ~ァ!、ランガァ~(ム)!』
“ランガム”とは、タガログ語ですと“蟻(アリ)”ですが、この辺のビサヤ語ですと“鳥”を言うようです。
何しろ相手は、日本語、英語、ビサヤ語をごちゃ混ぜで使いこなす『ツワモノ』ですから、
親の私でさえ、何を言っているのか判らないこともあります。
『ハヤク、ハヤク、来て、見て』
手を引かれて見に行くと・・・
大きいポリバケツの底に雀が・・・
「また、やってる!」
ウチの建築スタッフが、軒下の雀の巣を見つけて捕まえたのです。
(もちろん仕事中にです。)
職人連中は、喜んでニヤニヤしています。
(まったく・・・・・・・・・)
ビーチで石や砂を集めさせれば、合間に・・・どっちが『あいま』だか分かりませんが・・・カニやタコを採ったり、漁師と話し込んで魚を貰ったりする。
ちょっと目を離すと・・・・・・
まるで子供と一緒です。
時間給で仕事をしている意識というか、そもそも“仕事”というものに対する感覚が我々とはかなり違います。
だから注意をしても、あまり効果は期待できません。
此処はそういう国で、この人たちはそういう人たちだからと思えば、もうそんなに腹も立ちません。
仕事でミスされて、損害をこうむるよりはずっとマシです。
取りあえずは甘い顔をして、(バカみたいに)一緒に喜んでやります。
若い頃の短気な私で・・・
ここが日本で・・・
彼らが、後輩か部下だったら・・・
取りあえずは、頭のひとつも張ってやりますが、上のどれも該当しません。
(どんな場合であっても、比国で外国人が比国人を怒鳴ったり、叩いたりするのは、絶対ダメです。)
スズメはどうするかって?
聞くだけ野暮です。
当然、彼らは持って帰って食べます。
酒のツマミでしょう。
小雀ですので、骨も頭も内臓も嘴も全部食べます。
彼らにとって、生き物を飼うこと、生き物を捕まえること、これらの目的は『食べるため』、
ただ、それだけでしかありません。
40年以上前に会社の帰りに上本町駅前の飲食店街の立飲み屋で雀の丸焼きを食べたことがあります。
あまりおいしくなかったように記憶しています。
昔はかすみ網で小鳥を捕まえて焼き鳥屋へ売る人がいましたが今は網で捕まえたら違法なのでなくなりました。
by mactan (2013-07-25 00:04)
mactan様
コメントありがとうございます。
今は無いんですか、スズメ焼き。
やはり35年くらい前ですが、私の後輩でゲテモノ(スズメはゲテモノではないでしょうが)好きがいまして、スズメ焼きをよくたくさん食べてました。
彼は、食べた後のスズメの頭を居酒屋のテーブルに何十個も並べるのが趣味でした。
面白いヤツでした。
by yashinoki (2013-07-26 11:45)