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前はもっとひどかった [パノラマルーム]









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(海ゲート前、しばらく前撮影)




他にも諸々ありますが、最近、連日のフィリピン人相手の建築仕事のストレスか、戦後生まれの軟弱な私は、また痩せてしまいました。

夜眠れないせいでしょう。

内臓もどうやら、あちこちシクシクします。

私も泡沫(うたかた)の凡夫です。

私のような単細胞生物でも、弱さが前面に出てしまうこともあります。



こういうストレスは、フィリピンのような国で田舎の人を雇用して(例えばこの建築などの)仕事をしたことのある人、云わば『経験者』でないと分からないでしょうね。

文章力のある人が厖大な字数を労したとしても、日本の人たちには、理解しがたいことだと思います、きっと。


当地の彼らの長年の習慣や性癖に逆らい、無理とは知りつつも、『細部に気を配り、なるべくきちんとした建物を作りたい』と言う私の気持ちがストレスの大元、要は『原因は私にある』と言えます。

大局を見極めつつ、細々とした無数のディテールに拘(こだわ)らなければ、いい仕事はできないし、結果も出せないと信じている日本人です。

反して、有史以来?彼らの多くは、この気候の故もあり、そんなことには全く考えずにその日暮らしで生きて来て今があるわけで、おそらく、それはもう、彼らの遺伝子情報にも組み込まれている?ことでしょう。



有り体に云えば、(簡単なことなのですが)彼らにとって出来ないことを私がやらせようとして、その結果やはりできない事・・・が私を撃沈してしまうのです。

私が私をアジャストして、彼らに合わせればいいのでしょうが、それをすれば、私のすべきこと、使命が果たせません。

そういった意味では、私は適応力が全くありませんし、リーダーシップというか人を導く能力にも欠けているのです。


でも、つらつら考えてみると、2008年と2009年のほぼ丸2年間、クラブハウスから始まり、コテージ2つ、お座敷レストラン、その他諸々の施設を彼らと共に作ってきたのです。

普段、自分のブログの、過去の記事を見ることは滅多に無い私ですが、振り返る意味でちょっと見てみました。


http://t2mary.blog.so-net.ne.jp/2008-06-21

http://t2mary.blog.so-net.ne.jp/2008-06-22

http://t2mary.blog.so-net.ne.jp/2008-06-23

以上、“オー!カミよ!、天を仰ぐフウテン”

そのほか『愚痴ブログ』が、これでもかと続々出てきますね。



読んでみると、

当時は、“今よりひどかった”(笑)かもしれない。

ってことは彼らも“多少は”進歩?して、いる。


であれば、私の苦労?も少しは報われた気がします。

少なくとも彼らは、このセブのど田舎で、ウチからの収入で家族を養っている。

私共一家も、お役にたてているのです。

私共一家も、この地セブ島・オスロブで、生かさせていただいています。




思えば2007年12月以来です。

遠方からプロ職人を呼ばず、近所の村人だけを雇用して、手作りでリゾートを創り上げ運営する、というウチのポリシーでやってきたわけです。

“家族と自分のため、他人様のため、地域のために働く”ということで、私は今でも間違ってはいないと信じています。


ですから、男なら、なにがなんでも、最後までやり遂げるしかないのです。



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