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セブ島の正統派・アンチョビ [リゾート]

冷蔵庫でこれ(↓)を見つけました。







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これは獲れたてイワシの塩漬けで、アンチョビ用、ちょうど5か月経っています。

そういえば、以前こんな記事(↓)書きました。

http://t2mary.blog.so-net.ne.jp/2013-02-11


フタを開ければこんな感じ(↓)。




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いい香りの魚醤が溜まっています(↓)。





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ちと舐めて味見しますと・・・

まろやかで風味豊か、魚臭さの微塵もないし、塩のトゲトゲしさもなく、えも言われぬ風味です。

材料は、獲れたてイワシと海水から作った荒塩だけ。

調味料は、奥様Mの手間と、150数日の月日です。


こういう甘露な魚醤が出ていると言うことは、ご本尊も旨いに決まっています。

魚醤を別口で保存(調味料で使えます)して、イワシのほうは良く水洗いして塩を落とし、水気を切ります。

そして、イタリアのオリーブオイルに漬けます。





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これでひと月すれば、もう食べられます。







ところで、ウチはチンケでみみっちいプチリゾートですが、たまにお客様に褒められるのは、私の男っぷりじゃなくて残念ですが、食事=奥様Mの手料理です。

こちらが気恥ずかしくなるほど絶賛されることもあり、その場合は半分以上はお世辞だと思います。
ただ残りの半分の理由ですが、大変失礼ながら、皆様、あの食べ物が美味しい日本で何を召し上がっているのだろうと、不思議な気がいたします。

ただ、私が思いつくのは、『フィリピンにしては』というひと言が、省かれている気がします。

味覚のことですから、十人十色ですが、フィリピン料理は、

『味が濃すぎる』

『甘すぎる』

『脂っこすぎる』

の3冠王です。


私事で言えば、在比16年と還暦を過ぎた今は、一般のフィリピンフードは「食べる気がしません」・・・(実際この6年は、ほとんど食べていません)。


それから、もしですが、日本人の方がウチの食事が美味いと感じるとすると、それは、今の日本人の食べている食材・調理に不可欠な食品添加剤、人口甘味料、化学調味料、保存料などいわゆる“ケミカル”が、ウチの料理の食材や調理方法・味付けには入っていないからではという気もいたします。

例えばの話ですが、日本の裂きイカ系のツマミなど食べますと、私の舌は、慣れないソルビットの不自然な甘味や、添加されたアミノ酸の人工的な旨味を感じてしまって、幻滅することがあります(イカ本来の味で充分美味いのに・・・)。


まぁ、いずれにしても、フィリピンの田舎のホントに限られた食材を選りすぐり、お客様に喜んでいただくべく、食事を毎日考え、産みだす奥様Mの不断の努力には、頭が下がります。


(と書いてはいますが、私はへそ曲がりですから、実際に奥様Mに頭を下げたりはしないのです。)









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