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日本の若者、総ひきこもり? [求人]




先日来、このブログやT2のウエッブサイトで、“スタッフ募集”と広告している。
が・・・・・反応がない。


15年位前のこと。
当時私がいた某ビーチリゾートの東京オフィス(←そんなに格好いいとこではないが)には、スタッフ希望者の履歴書と思われるものが高さ4センチくらい積んであった。
とにかくこの仕事をやりたいという若者が、ウジャウジャいたのだ。

なんなんだ?
この変わりようは・・・・・

ハーバード、ケンブリッジなどの、世界の有名大学に留学する日本の若者が年々減少しているという。
オックスフォードでもMITでも然りだという。

(お金持ちの子女が、ハク付けのためか海外の3流に留学=遊学?するケースは、相変わらず多いらしい。)

じゃ、ウチあたりに来ないのも仕方ないか・・・・と言うのはもちろん冗談だが、私は、何もあの白州次郎を探しているわけではないのだ。
私のしている程度の仕事なら、普通の日本の若者なら可能なのだから。

同業のよそ様に聞いてみても『人が集まりにくい』と言う。

確かに、田舎暮らしに耐えられないといけないし、体力も必要だし責任もそれなりにある。
しかし、常夏の地、サンゴ礁の真っ青な海が仕事場で、努力次第でやがて自分の城を築くことも可能なのだ。
若者が夢見て取り組む対象として、けっこうイケてるんじゃないかと思うのだが・・・。
そして海好きには、たまらない仕事のはず(・・・はずだった?)。
・・・・なのに、なぜ来ない(敬遠される)。

私のような単細胞には、よく分からん。

時代の流れと言うか、若いのに・・・・安定志向というか、老成しているというか、守りに入っている人が多いような気がする。

“傾向”っていうものかな。

この仕事に向いているのは、秀才でも白州次郎でもなく、“ジョン万次郎”まではいかなくても、“小万次郎”のような人材です。

しかし、何不自由なく(?)育ち、競い戦うことを好ましくないと教えられ、親に世話を焼かれすぎるとこうなる?

『今は特に男がダメ』

これも多くの同業者の意見、女のほうがまだ男らしい(?)のだ。

“男は外で戦い、女は家を守る”なんて時代遅れどころか、とっくに逆転したのだろうか。


“大人しくて、賢くて、リスクを敬遠する、素直、従順”そんな良い人(子)は―――若者らしくないけど―――世の中のメジャーでなければいけないと思う。
しかし、そうで無い人間も必要でしょう。
特にこのご時勢では、いわゆる成功した人たちは、そうでない人のほうだと思うのですが、どんなもんでしょうか。


若い頃から小市民的人生を目標とし、生涯貫くのもその人の人生・・・・いいでしょう。
でも、日本の若者が皆そんな風になってしまったら、国はどうなる。
少なくとも、相当つまらない国になりそうな気がする(もうなってしまったか)。
私の杞憂、間違った考えであればよいが・・・・。

何もウチの募集の事だけで、云っている訳ではありません。
独断ですが、
リスクを怖れず、自分の夢、目標を定め、死に物狂いで働く、勉強する・・・そんな人がある程度いたほうが世の中は面白い。




私ごときハンパ者が、エラそうに言える分際ではないけど・・・・・

世の中と個人との関係は、『ジグソーパズル』に似ている。
世の中の側からすれば、無数の、様々なカタチの個人に、それぞれのカタチにあったスペースをすでに用意している。
個人としては、自分の収まるべき場所を見つけだし、そこに上手く収まって努力した人が成功者なのだと思う。
私はここだ!と思って、もし違ったスペースに入ったら、また出直せばいい。
“無用の用”と云うように、無駄と思われた努力でも、努力はのちに必ず報われる。
自分の居場所を見つけたら、そこで命がけで働けば、その人は光り輝く。
と私は思っている。

なのに、猫も杓子も一流大学を目指したり、バブルになれば株に走り、ITビジネスが流行れば右に倣えと、世の中に吹く風に流されている。
ひとつのピースのスペースに、多数の個人が入ろうとしている。
しかも中途半端にだ。

それでは、ジグソーパズルと言う世の中は、なかなか完成しない。

たくさんのピースが、右往左往するだけだ。

悪いことは
世の中のせいにしないほうが良い
他人のせいにしないほうが良い
親のせいにしないほうが良い

何もかも自分のせいと考えて、真っ向から向き合わないと、その人にとっては浮世がつまらなくなる。

分不相応に、生意気に書いてしまいました。
失礼しました。

しかし、あらためて一発かまします。

〔お知らせ〕 

私共、“T2ゆかり”では日本人スタッフを募集しています。

PADIのインストラクター&運転免許の資格保持者を希望します。

興味のある方は、ホームページの方のメアドにご連絡下さい。

未経験者歓迎、女性歓迎です。


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レンジでチン

おはようございます

今は休職中の身ですが、僕が勤める会社でも同じことが起きていますよ。
海外支社や現地法人への出向転勤を命ぜられると、「嫌です!」とキッパリ拒否されます。
「どうしてもと言うなら、会社を辞めます。」と・・・
僕らの時代とでは明らかに違います。
若い連中がそんななので、海外へ出向く者は中堅の連中に偏ります。
所帯を持ち子供が生まれ、社員持ち家制度を利用して家を購入すれば会社としては安泰です。
簡単に辞められませんから、家族や住宅ローンが人質になり有無も無く行かざる得なくなります。
正直、そんな姑息な手段を使わないと海外転勤者が確保出来ないのです。
by レンジでチン (2012-07-03 09:19) 

yashinoki

レンジでチン様
コメントありがとうございます。
そうですか・・・・企業の海外駐在員なんて、身分が保証されているのだから、天国じゃないかと思うのですが、そうは思わない人もいるのでしょうね。
しかし、何もアマゾンのジャングルを切り開き、農園を作れって言ってる訳でもないのに、もったいないことですね。
by yashinoki (2012-07-04 08:57) 

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