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オフィスのカウンターテーブル [工事]




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これはペンキの缶のラベルです。
下の記事のオフィスの外壁の使ったペンキのひとつです。
カラーナンバー=S-618
色名=“HAPPY DAYS”
色の名前が、“ハッピーデイズ”ですよ。
肝心の色が分かりませんが、洒落た命名ですね。
こんなところがアメリカ風というかフィリピン風です。
ちなみに、これは太陽の絵に使った黄色のペンキでした。


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そのやや派手気味のこの建物は、前がオフィスで後ろがマネージャールームです。
内部に小さなコネクティングドアが付いています。
壁の絵は私が書きました。
T2から見える水平線からの日の出をイメージいたしましたが、ン・・・なにか?

ところで、T2にはまだマネージャーはいません。
私フウテンは、『ジャー』です、『マネー』は無いですから・・・なにか?

日本人マネージャー募集中です。

このオフィスの中に、堂々のカウンターテーブルを作るべく図面を引きました。
好きなように書けるわけではなく、材料が残り物の資材限定ということで制約ができますので、そこだけ気を使います。
相変わらずセコイ考えのフウテンですが・・・なにか?


製作担当はもちろん、酔っ払い大工のドドンであります。



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オフィスは変形の四角形ですので、作り付け(固定式)に致しました。
ボロ屋の古材の外壁板と3/4インチ厚のベニヤを利用いたします。
長さ2.4メートルです。
通路部分を一定の幅にするため、奥が広く手前が狭い変則テーブルです。



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壁側が全面固定されているので、脚は3本だけ、これはスタッフの休憩用のテーブルから取っちゃいました。
脚も床に埋め込み固定です。
引き出しも2つ作りました。



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壁と同じ白に塗りました。





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そしてドドンはこのテーブル用の椅子作りにはいります。
これも材料はボロ屋の古材木、まったくもって、ボロ屋サマサマです。





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これも白に塗りました。



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よく見ると背もたれのフレームの先は削り出しの玉飾りです。
なかなか洒落たことをしてくれます。

思えばこのヨッパライ大工ドドンも、この1年半でずいぶん腕を上げました。
もうこの辺りでは、何処に出しても恥ずかしくない腕といえそうです。







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シースロープ着手 [工事]




昨日早朝、知人のお客様が日本にお帰りになりました。
運良く、よそのダイブサービスの船を借りられて、ダイビングも出来ました。


さて、シースロープとは、“SEA SLOPE”であります。
海の傾斜面、この場合はボートの出し入れをスムースに行なう為のコンクリートの坂です。
漁港とかヨットハーバーとかよくありますよね。
あれです。

わがT2の場合、主なダイビングはFRPのスピードボートでダイバーを運ぶ予定ですので、船を収納するスペースとスロープが要ります。
陸置きの場所は何ヶ月も前に出来上がっており、あとはスロープです。



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海に面したゲートの前のビーチを掘ります。
ご承知のように、海面のレベルは、月齢と潮の満ち引きで刻々と変化します。
このあたりの海は大潮の満潮で+2.0メートル前後、干潮で-0.4メートル前後です。
作業は当然潮位を鑑みて行なわないといけないのですが、うちの連中は海洋民族のくせに潮位が読めないのです。
読めなければ、カレンダーを見れば毎日に潮位の時間が書いてあるのですが・・・困ったものです。


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(フィリピンの一般的なカレンダーは、毎日の月齢潮位時間が書いてあります。
慣れるとカレンダー無しでも、月と太陽の様子などでだいたい分かります。)

したがって毎回、波の状況も見て『きょうは何時頃から何時頃に何をするか、』指示しないとなりません。
このまえ私が不在のときに、勝手に浜を掘って、せっかく掘った溝がすぐ後から潮が満ちて埋め戻されておりました。
労力の無駄で、困ったものです。



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石を入れてセメントを打ちます。



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満潮になると、このあたりは海面下です。



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海から見て、右の縁は終わりです。




この後、先ほど申し上げた潮位の関係で、次回の作業まで10日ほど間があきます。
作業に適した干潮が、昼間の時間帯にしばらく無くなるからであります。


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やっぱりモレルんです [工事]



モレル、漏れるといってもアノ尿失禁ですか、ではありません。
そりゃぁ確かに私もソコソコ年ですが、といってそんなに年でもないのですが、夜中に何度もトイレに行きますし、10年以上前から華厳の滝のミニチュア版のようなあの姿と勢いが全くありません。
この調子でいくと、死ぬときゃ前立腺ガンでしょうか。
まあ何でもいいです。
どうせ人間誰でもいつかはお役御免で、娑婆とオサラバになるのですから。

それより漏るのは、今度は器材洗い水槽です。



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写真のように海側、露天風呂の横に器材洗いを3槽作りました。
先日テストしたのですが、浅い水槽はOKでしたが、中間と深い水槽が見事に漏ります。
中間の深さ50センチなどは、満水にしてから10分で、半分以下の水位になります。
ちゃんと防水セメントを使わせてこうです。
名人の手品のようでございます。
ここまで派手に漏ると、逆にその素晴らしい技術(?)に感心さえいたします。
ワークショップ屋根、給水ポンプ配管と漏れ続きであります。
つらつら思い返すに、何事もフィリピンスタイルですから一度で決まったことは・・・・ほとんどないような気がします。
これに耐えて一人前です。




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写真のように、水槽同士の接続と排水に塩ビパイプを埋め込んであります。



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テスト終了後に木の栓を抜いたところ、なんとそのパイプごと抜けてきました。


その穴を見て指で触ってみますと、中にセメントが充填されていません。
空洞で石ころが覗いております。


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これでは栓の意味がありません。
漏って当たり前です。
悪魔のような匠の技です。
偶然ですが塩ビパイプが抜けたので、漏れの原因が分かりました。
こんな私にもツキはあるようです。



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穴の周りを大きくハツッて、恒例のやり直しです。
施工は、最近信頼を獲得しつつあるカミーロを指名です。
水道パイプをカットして、塩ビパイプはやめです。
防水セメントをきっちり充填する指示。



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栓は、トラックの廃棄タイヤのゴムをカットして、木からゴム製に替えました。


2日置いてテストして、オーケーです。
やれやれです。

しかしこれで、これで露天風呂が大丈夫か、不安になってきました。



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もうひとつの別の小屋 [工事]



その昔、ラジオの深夜放送の全盛期の頃です。
パック=パックインミュージック(TBS)のリスナーからの手紙を集めた“もうひとつの別の広場”と言う本がありました。
私と同年代の方でしたら、覚えている方も多いと思います。
当時はやや暗い世相でしたが、若者のエネルギーとかパワーは今の若者たちより上だったと個人的には思い出します。
若いなりの、真剣な人が多かったとおもいます。
今の若い人たちは、どちらかと言うと元気がないというか、覇気がないというか、若くして老成したような人が多いような気が致します。
それでいて同世代同士、仲間内では生き生きしているような・・・。
まあ、私自身がもう年だからそう思うのでしょう。
多分、我々の頃よりずっと“賢い”若者が多いのでしょう。



さてT2には、ほんの少し前に完成した小屋がひとつあります。
これです。


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第1コテージと第2コテージの間、お座敷レストランのキッチンの前にあります。

このほど、この小屋とは別にもうひとつ小屋を作っています。
こちらは、ワークショップの後ろ屋根の庇を利用して、庇の下に作ります。
長さ3メートル、幅1.2メートル、かなり小さい小屋です。



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ブロックと鉄筋でワークショップの壁と同じ高さまでの壁を作ります。
手前は入り口のドアになります。





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そこから上はベニヤと木の壁です。
奥には棚とその上に通風孔、左側は窓です。



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ワークショップ側から見るとこんな感じ。




完成している小屋は、2×2.5メートルですから約3畳、今作っているのは2畳ちょいです。
大方の日本人には快適とは程遠いでしょう。
この『もうひとつの別の小屋』の用途はフィリピン人スタッフの仮眠用です。
フィリピンは格差社会、階級社会です。
日本も最近は、格差が生じつつあるようですが、フィリピンの比ではありません。
日本との住宅事情の差もありますが、お金持ちのフィリピン人は日本人の感覚からすると、あっけにとられるような広い豪邸に住んでいます。
一方、多くの貧困層は、時として6畳程の広さの小屋に布団代わりのダンボールを敷いて、10人も寝ていたりします。
したがって、寂しいことですが、そういう人達にとっては、この2畳でも充分立派な“部屋”なのであります。













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ワークショップに降る雨は・・・ [工事]





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T2のワークショップです。
ワークショップに降る雨は、雨漏りで床に降り注ぐだけではありません。


そのほとんどは、きちんとトタン屋根を流れ、地球に戻るのであります。
その屋根ですが、庇で壁から張り出していますので、面積は約90平米あります。
結構な大きさでございます。
これをそのまま地面に浸み込ますのは、勿体ない。
片流れの屋根形状ですから、雨は一面方向に全部落ちます。
地面の方も吸いきれずに、水溜りを作ったり致します。
この前大雨が降った時には、トタンの波型のひとつひとつから、それぞれ水道の蛇口を開けたように水が地面に降り注ぎました。
実にモッタイないことであります。
こんなド田舎の澄んだ大気を切り裂き落ちる雨水ですから、とても清浄でしょうし無菌でしょう。
本来なら、雨樋と、ろ過装置を通して貯水タンクに誘導したいのですが、ちょっと細工にコストがかかります。
少し暇になれば、ろ過装置を自作してトライしたいのですが、今は無理です。

そこでこんな風にいたしました。



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残り少ないボロ屋から出たトタンを磨いて、切って、サビ止めを塗って、曲げます。



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ワークショップの屋根トタンの端に材木を打ちつけ、ベニヤを張ります。



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ワークショップと同じプライマーとエナメルペイントを塗ります。



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リベットでトタンを繋ぎ、シリコンシーラントで漏れ止めします。



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軒下に取り付けます。



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細工がザツなのは、この場合使い古しですので仕方ないでしょう。



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短い雨といパイプもトタンで作ります。
石とセメントで高さ40センチの台をしつらえます。
もう不要になった工事用ドラムに穴を開け水道パイプを出します。
スタッフが壊したシャワーバルブと、買って取り付け中壊れた蛇口を利用して、日本語で言うと『ニコイチ』ですか、バルブを作りました。
ドラム缶を台に乗せ、上に網戸用ナイロンネットを張りました。



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弱い雨でもこのくらい水が出てきます。



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数十分でドラムは一杯です。


掃除と庭用の水はこれで確保です。
強い雨なら10分でドラムは溢れます。
あと1個ドラムを連結しても楽勝ですね。
考えておきましょう!







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アレの使い道見つけました [工事]




この頃忙しく、バタバタしてます。
毎日がアッという間に過ぎ去ります。
フィリピン1号が、毎日のように壊したオモチャを次々に持ってきて、「リペアーして!」というからではありません。
ひとつの理由は、一言で言えば“フィリピンだから”。

今T2の現場は仕上げ段階に入り、作業が細かく数が多くなっています。
しつこく事前に指示しても、見ていないと、各人が勝手にやってくれます。
それがこちらの考えていた以上のものなら良いのですが、ほとんど萩本欽ちゃんです。

“なんでこうなるの?”

幸いにして私は、このフィリピン式をそこそこ熟知してますので・・・言い換えれば今まで勉強させられていますので・・・彼らの気の向くままには進ませません。
そうは問屋がおろしません。
が、そのためか四六時中、気が抜けません。

そしてまたひとつには、これも言いたくないですが、“フィリピンスタイル”。
仕事の約束を守ってくれません。
例えば、今の窓屋です。
土曜に来ると自分で言っておきながら、連絡無しに来ない。
そして、月曜に来ました。
その月曜日、遅出の早仕舞いで帰るときに、今度は水曜(昨日です)に来ると、また自分で言い放っておいて、来ない。
その度にこちらからテキスト(電話メール)すると・・・向こうからテキストが来る事はまず無いですから・・・と、「酒を飲んだから」とか「材料がない」とか、まるで高校生のような言い訳をします。
お金を払っているのがどっちで、貰っているのがどっちか区別が付かないようです。
勿論、フィリピン人はこんな人達ばかりではありません。
でも悲しいかな、田舎の人達はマイペース・・・です。

私は毎朝5時前から、ベッドの中でその日の現場の作業工程を再確認しています。
こういう事がある度に、作業の組み立て・・・段取りですか・・・が狂うために、タバコを立て続けに3本くらい喫して、第4プランくらいまで考えます。
・・・いけないのは私です。
私が日本人だからいけないのですね。
たぶん。
日本人は考えすぎます。
私個人の持って生まれた性格も災いしてます、×です。
彼らと同じになってしまえば、こんなストレスは無いのです。
でもそれは不可能だし。

よく日本人の人達は、工事契約(コントラクト)をして誰かに任せちゃえば、とか言ってくれるのですが、それはこの国では良い方法ではありません。
そうしてひどい事になった日本人を何人も知っています。
フィリピンでは、ウチがやっているような工事では、建て主は付きっ切りで工事を見ているのが普通だからです。
たいていのフィリピン人の建て主がそうしています。
建築士や現場監督は高額を請求するだけで、現場にはたまにしか来ませんし、来てもすぐ帰ります。
建て主として、どうせ現場に付きっ切りになるのだから、設計も監督も自分でやれば、経費も大幅に節約できますので、私はその方法を選びました。
・・・まあグチはこの辺にしておいて仕事、仕事です。



さて、今日のブログです。
『何の使い道』かというと、これです。



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今はなきボロ屋の形見のひとつであります。


(参照:ボロ屋の宝物)
http://t2mary.blog.so-net.ne.jp/2008-04-16



厚さ1.5センチの無垢の板を1枚1枚削った飾りで、日本風に言うと“欄間(らんま)飾り”です。


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欄間とは天井板と鴨居の間の空間のことですが、純日本式家屋ならともかく、今時の住宅からはとっくに姿を消しているでしょう。
大きさは高さ60センチ、幅20センチ、こんなのが20枚以上有ります。
これまでボロ屋の古材はさんざん活用してきましたが、こればっかりはどうしたものか何もイメージできませんでした。

このほどコテージ内の家具として、ドレッサー2脚とお茶セット置きのテーブル3脚が必要になったのですが、はじめはやはりいつものように残り物タイルと木製バルスターの脚で作ろうかと思っていました。
しかし、タイル貼りでバルスター脚のテーブルは今まで相当数作ってきてますので、ちょっと食傷気味です。
そこでフト思いついたのがこの欄間飾りです。
例によって、朝4時頃、頭の中でいろいろ下絵を描いてデザインを決めました。
あとは酔っぱらい大工ドドンにふります。



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まずサンダーとヤスリで磨いて綺麗にしないと・・・73年前の代物ですから。



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ドレッサーです。



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テーブルです。



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仕上げにまた磨いて、ウッドステンとニスでペイント。



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こんなに作りました。



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これはドレッサー用のスツールです。



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鏡はまだ付けてませんが。



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この意匠、私は好きです。
なんか東洋風とも西洋風とも違います、シルクロード風ですか?
歴史的に考察すると、イスラムのムーア文明の入ったスペイン風でしょうか・・・?



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もとはと云えばこの汚い板っきれです。
またまた、ボロ屋に感謝!です。




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突き当たりは海、小道完成 [工事]



先日、リゾートの入り口ゲートから海岸まで1本の小道で貫く工事がスタートしたとお伝えいたしました。

http://t2mary.blog.so-net.ne.jp/2009-05-23

このほど、その最後の5メートル、オフィス横の曲線部分が完成いたしました。



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そこでこの機会に、あらためて現在の“T2ゆかり”の敷地内をご紹介いたします。
何かのご参考にしてください。

まず、道路側のゲートのほうから。


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写真中央が駐車場、左ワークショップです。
ワークショップの中には、本来ダイビングタンクやコンプレッサー、レンタルなど
ダイブ器材や作業机がないといけないのですが、T2にはまだありません。
今はボロ屋の廃材木やセメントなどの建築資材置き場となっています。
右に見える塀は、まだペンキ塗りが済んでいません。
2,3日前に塀の下と花壇周りに土を入れたのですが、芝はまだ植えてません。
(なんか、「まだ・・・」ばかりですが。)



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そこからカメラを引きます。
左側クラブハウス、右は椰子の木の間に作った花壇です。
花壇は土入れが終わりましたが、まだ何も植わってません。
道の左右の芝もまだです。
道幅は、クラブハウス前までは、2.8メートルとってあり、ここまで車が入れます。



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クラブハウスを過ぎると小道は1.5~2メートル幅となり、カーブいたします。




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ここは最後に作った曲線部分ですが、右がペンキをぬったオフィス&マネージャールーム、左の壁はクラブハウスの横っ面です。
将来お金ができたら、延長して豪華スペシャルゲストルームを作ります。
(・・・見込みは薄いですが。)

手前では職人達が、ベッドやドレッサーをコツコツと作っています。
木陰で涼しくて心地よく、仕事がはかどりません。
日なたの暑いところですと、汗をかくのが嫌いですから、これまた仕事がはかどりません。
どっちにしろ、仕事は、はかどらないのであります。
しかしこの国の人達にしては、ウチのスタッフはとてもよく働くほうですが。



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更に海のほうに進むと、左はガラクタ置き場、右は花壇でバナナが植えてあります。



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更に海のほう(後ずさるように海に向かっています)に行くと、左第2コテージ、右の黒っぽいのはお座敷レストランのキッチンの建物です。
お客様はいらっしゃいませんので、第2コテージは1日おきに掃除するだけ、キッチンは未使用です。



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更にカメラを引きました。
ガーデニングはまだです。
手前の花壇は、今はフウテン一家用のキュウリができています。
キュウリというのは、まずいと本当にまずくキリギリスになった気がしてくるのですが、ウチのキュウリは、かじるとシャキッ、ジュワッと水分が出て『オ~ッ、キュウリだ!』てな感じです。



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更に後ずさると、海の近くに来ます。
左奥から第2コテージ、スタッフの小部屋、第1コテージとあり、右は高床のお座敷レストランでございます。



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海側のゲートから撮ると、小道は幅4×長さ7メートルのボート置き場となります。
左第1コテージ、右お座敷レストランです。
写真には入りませんが、左側に露天風呂、シャワー、器材洗い水槽、右にはコンクリート製の大テーブルがあります。
そして振り向けば・・・



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・・・突き当たりの海です。
ゲート横には、現在スロープ工事用に石がどっさりと積んであります。


さてこの小道、目下のところ、息子フィリピン1号専用のサイクリングロードでございます。
本人も“自分の道”だと思っているようです。






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リゾートらしく!(色彩を) [工事]




昨日は雨が降り1日曇りがちでした。
やはり生き物には雨が必要です。
草も木もしっとりと活き活きしました。
私の雨乞いの呪文が効いたのでしょうか。
そしてまた昨日は、1~2ヶ月に一度ある、朝8時から夕方5時の計画停電(前日に「あしたは停電だ~!」と知らせがまわります。)でした。
9時間の電気のない生活です。
日本じゃなかなか経験できないでしょうね、経験したくはないでしょうが。


さて、工事半ばを越したオフィス&マネージャールームです。
思うところあって、ちょっと派手に塗りました。
何故かといいますと、どうもT2の施設は白ばかりです。
それはそれでいいのですが、リゾートらしい華やかさに欠けるような気がしていました。
そこで・・・・



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はじめはこの前ご紹介した某リゾートの塀のように、写実的な絵を描こうと思ったのですが、どうも私とウチのスタッフには荷が重過ぎます。
そうは云ってもプロの画家に頼むと、いくらフィリピンでもけっこう値が張ります。
そこでやはり私の出番です。
T2の日の出の海をやや抽象的にオフィスの外壁に描きました。

客観的に見れば、まあ良くも悪くもなしというところで、私の乏しい芸術的センスとしてはこの程度でしょう。
こんな絵でも、決めるのに3日くらい考えました。
T2にちょっと雰囲気が出たことは確かです。






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4度目の正直? [工事]



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T2の日の出。


最近夜明けが早くなりました。
この時期、太陽がセブ島を通り越して北緯23度26分22秒の北回帰線(台湾の真ん中のちょっと南側あたりを通っています)に向かっております。
朝日がずいぶん北の方から昇るようになり、日の出が1時間ほど早まり、今は5時ちょい過ぎにはもう明るくなります。
日没も同様に遅くなりました。
日本ほどではないですが、日が長くなったセブ島でございます。




さて、水のタンクです。

貯水タンクの工事は3月後半に手を付けました。
このブログでも・・・


http://t2mary.blog.so-net.ne.jp/2009-04-03


http://t2mary.blog.so-net.ne.jp/2009-04-16


http://t2mary.blog.so-net.ne.jp/2009-05-13



過去に3度もネタにしております。
私は決して完全主義者ではないのですが、水はいろんな意味で大事ですので安定供給と水質管理に思い切りこだわっております。
フィリピンにしてはですが・・・。

最後の切り札・・・にしてはちょっと頼りないけど、エリックを投入して、文字どおりタンクの中に投入ですが、『天板の型枠ベニヤを完全に取り払え!』というミッションを与えました。
スーパーの袋にベニヤの木っ端が2杯ほど取れました。
前回やってもらったヘルパーは『全部取った』と言ったのですが、それでもやはりだいぶ残っておりました。
そしてタンク内の取水パイプ、度重なるセメントの上塗りのせいで、壁と床に埋没寸前です。
壁はまだ良いのですが、底のレベルにということはノーグッドです。
90度エルボー(管継ぎ手)が付けられるようにまわりをハツルことにしました。
私のプランでは、取水口は底面より10センチ上でしたのでエルボー&延長管の接続で当初のプランを達成します。
そしてその先には、ナイロンネットでスクリーンを作り被せ、水道内への万一の異物の混入を防ぎます。

また、洗面所の給水バルブと透明ビニールホースを利用して、水位計を作りタンク外面に取り付けました。



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トイレのタンクのように、タンク内の給水パイプにフロートバルブをつけて満水時に水を自動で止めるのが一般的ですが、バルブの品質の悪さと相まって、夜間は異常に水圧が高いため、水圧がフロートを押し下げて水が止まりません(以前、経験済みです)ので、この場合は適当ではありません。
機械任せではなく、人が関与したほうが確実です。

残るは、既に購入してあるタンク付き加圧ポンプの設置であります。
かなり前から配管プランを練り、必要パーツも買ってあります。
給水配管を2系統にして、朝夕の水圧の弱い時間帯とお客様が多い(このケースはほとんど無いと思いますが)にポンプ給水に切り替える2段構え給水をします。
普通ならそう難しい作業ではないのですが、さてどうなります事やら。





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ワークショップ前に駐車場 [工事]




T2のゲートを入ったところ、今は資材置き場となっているワークショップがあり、その前が駐車場になります。


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半年ほど前から、こんな風に砂利が敷いてありました。





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端のほうには資材の砂山もあり、名犬ロイヤーのお気に入りの遊び場です。
夜間は完全警備の体制で寝ずの番のロイヤーも、昼間はゴロゴロ寝ているか遊んでいるかどちらかです。



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こちらは真上から写した深夜のロイヤー。
クラブハウス2階のテラスから、玄関前をストロボで。

私も眠りが浅く、小さな物音でもすぐ目が覚めるのですが、『犬は飼い主に似る』というのは本当かも知れません。
まだ1歳にもならないロイヤーです。
深夜のバスやトラックなどの音には反応しませんが、隣の敷地を漁師が歩く音などには敏感に反応して、聞き耳を立てます。
敷地内では密かな物音でも、姿勢を低くして抜き足差し足で音源を確認しに行きます。
誰が教えたわけでもないのに、たいしたものです。


話が逸れました、駐車場です。



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セメント打ちの準備中です。
棟梁エンボイに、作る傾斜の向きと大きさを指示します。
エンボイは、ナイロン糸を張ってレベルをとっていきます。
後でセメントを均(なら)す時に技術が伴わず雑ですから、せめてこの糸のレベリングをちゃんとやっておかないとスゴイことになります。



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ワークショップの横でセメントを捏ねて、打ち始めました。



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まずはゲートの正面から、厚さは平均4~5インチです。



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初日はこれまで。


8畳くらいでしょうか、6人がかりです。
まあ砂利や砂を集めながらの作業ですから、こんなもんでしょう。
費用節約で鉄筋を入れてないので、乾燥後のひび割れを防ぐために、1~2時間後に表面を木ゴテでパンパン叩き、更に馴らします。
日射が強いときは、水をかけ急激な乾燥を防ぎます。
乾いてもセメントの硬度が出るまで2週間、車は入れません。
専門家のおっしゃるには、コンクリートは毎日水をかけるとより強度が増すそうです。
その方は、何百年も前のコンクリートの研究をなさっていた方で「コンクリートは、生き物だ!」と仰ってました。


2日目です。


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半分終わりました。



3日目です。


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だいぶ進んできました。


ここからは幅を絞ります。
クラブハウスの正面に沿って、幅2.8メートルで長さ12メートル延長します。

T2の敷地は、道路側ゲートから海岸ゲートまで約100メートル。
その間の高低差は、60~70センチです。
今作っているこの、駐車場→ビーチまでの小道も長さは100メートルです。
土地と同じように、高低差を割り振って作っていきます。




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