小枝に下がった定期入れ

きょう朝、いつもの川辺の田舎道をジョギングしていた時。




日の出前の淡い日の光の元、深紅に色づいた楓（かえで）の枝先に、＜定期入れ＞がぶら下がっていました。


わずかな重みでしょうが、細い楓の枝はその為に湾曲していました。




おそらく、早朝の散歩かジョギングの人が、落ちている定期入れを見つけて、近くの木の枝に下げたのでしょう。


日本には、＜交番＞という世界に自慢できるシステムがありますが、この程度の落し物は、お巡りさんの手を煩わせるには及びません。



落し物を見つけたその場に掲げる・・・これはこれで立派な＜システム＞だと思います。


人と人との、優しさや思いやり、信頼関係の上にだけ成り立つシステムですが。




そのあと、あたりが明るさを増したように感じ、ヨレヨレの私の足運びは、少しだけ軽やかになりました・・・・気のせいでしょうが。

コメント 2

いろいろ、世知辛いと思うことが多い昨今ですが・・・
だからこそ、ほんのささいなことで、こころ和むときがあります。
先日は、一歩引いて道を譲っただけなのに、すてきな笑顔でお礼を仰ってくださったご婦人がいらして。。。
帰宅時のせかせかした気持ちがすっと消えた思いでした.。o○
by やまだ (2016-12-05 12:26) 

やまだ様
コメントをいただきまして、ありがとうございます。
おっしゃる通りですよね。
<心のゆとり>みたいなものが、やはり大切なんでしょうね。
私も気を付けて、『すてきな笑顔』というものを数多く拝見したいものです。
by yashinoki (2016-12-08 05:54)