すいこんでまうぞ、ワリャ! [ジンベイザメ]
画像では大きさが分かりにくいですが、ジンベイザメのクチはデカイ!
とてもデカイ。
そのデカイくちで、水面近くのエサを海水ごとガバッと吸い込みます。
そのむかし、口の大きい?京唄子(キョウ・ウタコ、鳳啓助と共に夫婦漫才で活躍した)と言う人がいましたが、その京唄子様(知らない方、ごめんなさい)も真っ青でしょう。
正確には、閉じた口を急にガバッと開けるから、エサの身になれば<吸い込まれる>と表現すべき―――京唄子様のギャグと同じ『すいこんでまうぞ、ワリャ!』―――なのでしょう。
そして口腔内の『海水+エサ』の混合体は、瞬時に濾過され、エサは胃袋、海水は左右5対の鰓裂(エラの裂け目)から排出されます・・・・これを“濾過摂食”といいます。
1回に吸い込まれる海水の量たるや、目測?憶測?推測?ですが、大型洗濯機一杯分、これを瞬時にガバッ。
迫力満点なのであります。
我がオスロブ町のジンベイウオッチングに来る人は、95%~97%が、舟から見る人と海に浮かんで見る(=シュノーケラー)ですが、タンクを背負って沈んでいる、スキューバダイバーも居ることはいます。
しかし、水中にいるダイバーには、この迫力ある水面での食餌行動は、なかなか見ずらいものです。
上の画像は、きょう11月7日のジンベイ海岸です。
朝8:50、晴れ、気温29度、海水温28度、北東の風3m、波高15センチ。
集まったジンベイザメは10匹。
昨日と同じ二ケタをキープいたしました。
土曜日で、画像のようにやや混んでいました。
ウチが帰ったあとは、さらに混んだことでしょう。
ジンベウオッチングの受付は正午で終了です。
通常、混む時間帯は10時半から11時頃となっています。
『混んでてもイイモン』と思う人。
さてそれはどうでしょうか。
例えば、その日10匹のジンベイザメがいたとします。
その10匹を100人で見る場合と、250人で見る場合と、どちらが沢山、じっくりと見れるかは考えるまでもありません。
1.2匹しか見れないより、6.7匹見れたほうがイイに決まっています。
5分間しかジンベイを見れないより、30分見れたほうがイイに決まっています。
私が、至らないまでも、毎日考えて、チャレンジしているのはそこです。
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