御嶽山噴火によせて [日本]
真冬の御嶽山に登ったこと(単独登山)があります。
ずいぶん前の話です。
登頂してのち、陽だまり状態になった“二の池”で、ピッケルで厚い氷に穴を開けて、たっぷりと水を飲みました。
掴み取る氷の破片が、私の手の中で、ダイヤモンドのように七色に輝くのが綺麗でした。
そして、水はとてつもなく旨かったです。
今もはっきり覚えています。
私は、山登りは冬山が好きでした。
人がほとんどいないし、他の季節にない冬山の美しさがあります。
そして、〈山の神様〉みたいなものが、身体全体で実感できるからです。
しかし今回は、その御嶽山で不幸な事が起きました。
地震とか、噴火、津波の予知は、いくら研究しても所詮この程度と言うか、やはり人智の及ばぬ、〈神様の領域〉みたいな部分があるのではないでしょうか。
予知の研究や、予知の仕事をしている人を責める事は出来ません。
亡くなった方々のご冥福をお祈りいたします。
また今現在も、危険な救助活動に関わっている皆様、くれぐれもお気をつけください。
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