『早く結婚したほうがいい』

Ｔ２の夜明け




『早く結婚したほうがいい』でバカ騒ぎするマスコミと、それに乗せられる大衆。

ご存知、話題の都議会の野次です。

私が偉そうに書くことも無いのですが、他人様はどう思うか分かりませんが、私は、ちょっと「日本は大丈夫かいな？」と思いましたね。

地雷を踏んだ件の議員は、正義感ぶったマスコミに吊るし上げられていますが、そんなに大層な事なのでしょうか。

だいいち、たかが（敢えて「たがが」と言わせて頂きますが）議会のつまらんヤジのひとつですよ。

（本来の野次は、『野次将軍』という言葉があるように、ひとつの芸ではありますが。）


バカバカしくて・・・。


麻生財務相の“苛められっ子”に例えた話もそうですが、そんなことに何故、日本のメディアは大騒ぎして、大衆を煽動して、吊るし上げまでしないと気が収まらないのでしょうか。

件のヤジも麻生氏の発言も、誉められたモノではないにしろ、もっと大事な、まともな、日本国や日本人の生命や存在に関わる問題が、取り上げるべき事柄が、他に山ほどあるように思うのですが・・・・・今の日本には。

そういうのをやってくれませんかね、メディアは。

日本は『民度』の高い国で、『愚民』は少ないと私は思っているのですが・・・・・

テレビもフィリピンのテレビほどじゃないですが、低俗な番組も多く、まぁ、ひとつの愚民化に貢献しているのでしょうか。


冒頭に書いたように、私ごときが云うことじゃないのですが、外から“日本という家”の中を覗いて見ますと、ちょっと変わった家だなという感じがいたします。

何かに似ているなと思いをめぐらすと・・・・

仏教の“火宅”とか“火宅の人”の喩えでした。


“家が燃え始めているのに気が付かず、家の中で楽しみに興じている人々”


確かこの話の結末は、お釈迦様が方便を使って、人々を燃えさかる家から救い出すという話だと思いました。

ですが、我々は日本という家から、逃げるわけにはいきません。

流浪の民になりたくなければ、日本人が協力して、火は消さないと。