セブ島のジンベイ鮫の通な見方・オ〇ンチンが2本 [ジンベイザメ]
こういう見方をすると、場合によっては逮捕されます。
これは、餌付けを始めた当時、無法状態の時の画像です。
現在では“触ること”も禁止されております。
さて、本題の『通な見方』、その1例です。
始めに、鮫という字の謂(いわ)れです。
鮫
“魚”偏に“交”わると書きますね。
そうです、ご存知かもしれませんが、[サメ・鮫は交尾をする魚]なのです。
普通の魚は、鮭のようにメスが卵を産んで、そこにオスが精子をかけるというのが一般的です。
ところがサメは、哺乳類のような〈交尾〉という繁殖行動をとります。
ってことは、男性器―――“交接器”と言います―――つまりオ〇ンチンがあるのです。
その交接器を英語では、“CLASPER”(クラスパー)と言います。
しかも、人間男性はもちろん1本ですが、サメは一対、つまり2本も付いているのです。
何故2本かというと、大体判っているのですが、長くなるのでこの稿では書きません。
どこにあるかと言えば、腹ビレの内側のところ。
この画像では赤丸の部分です。
ちょっと判りにくいですかね~。
ウチのツアーに参加していただいて、実物を見ていただければ、もっとはっきり確認できるのですが・・・と、いちおう営業をしておきます。
上の画像のように、オスロブのジンベイたちは餌を食べに来ますので、斜め姿勢でジッとしているところをジックリと見れるからです。
歯医者に行けば、横になって口をぱっくり開けるように、この姿勢こそ、ジンベイザメの『オ〇ンチン』を観察するには最適なのです。
ダイビング中に遭遇するジンベイでは、なかなかお願いしてもこういう姿勢はしてくれませんし、普通は短時間でお終いです。
もう少し、なるほどと思わせる画像が、下です。
借り物画像ですが、これはジンベイ鮫ではなく、メジロザメ科のハナザメ(スピナーシャーク)のクラスパー(交接器)・・・2本ですね。
そして、鮫の実際の交尾については、ユーチューブにかなりの数の動画がアップされていますので、興味のある方はご覧ください。
ユーチューブでは、主にリーフシャーク系の交尾の動画(水族館内やダイバーがダイビング中に撮った動画です)が見れます。
しかしです。
私の関心事は、〈わが町・オスロブの宝〉であるジンベイザメ達です。
〈謎の巨大魚」です。
なぜ謎かというと・・・
例えばですね、ジンベイザメの写真です。
わが町・オスロブで餌付けが始まって以来、世界中の人々が来てバチバチとデジカメで撮って、ネット上にはクサルほどのジンベエの画像があります。
しかし、ジンベイザメの稚魚、赤ちゃんの写真となると――私も数枚見ていますが―――世界でも20枚ほどしか存在しないそうです。
それが交尾の画像、もしくは映像となると(私の知っている限りでは)、未だゼロなのです。
(もし存在したら、ごめんなさいですが。)
だいいち、何処で出産しているか(ジンベエザメは卵胎生)、未だ不明・・・
何処でどうやって交尾しているかも、未だ不明・・・
それなのに、有名な世界最大の魚、絶滅危惧種、水族館の超人気者・・・・
(次回にまた続きます、たぶん。)
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