強大台風30号 [フィリピン]
11/4朝、数千キロ彼方の、トラック諸島近海で発生した台風30号。
その後、ジリジリと私の住むフィリピン中部地方に、にじり寄ってきました。
セブ島は黄色にした島です。
11月8日朝8時現在、中心気圧895hpa、最大風速65m/s、最大瞬間風速90m/s。
“猛烈”な台風です。
11月以降の台風は、北上して日本本土を狙う事は、滅多にありません。
その代わりというか、西に動く事が多く、セブ島のあるフィリピン中部エリアが被害に曝されることがあります。
ウチは、ビーチ側のお座敷レストランの屋根が飛ばされるかも・・・と浮かんだのですが、杞憂でした。
ウチは黒い矢印のところです。台風はこの予想進路のほぼ真ん中を進みました。
実際は、昨日午前中の再接近時でも、『雨少し、風少々、波有り』と言う感じでした。
セブ島でも、セブ市はもっと荒れたようですし、セブ島北部は被害が出たかもしれません。
ウチが普段とほとんど変らなかった理由は、ウチ(オスロブ町・ラグンデ村)は、〔台風の通過進路の南側で、セブ島東海岸(東向きのビーチ)で、西に山があるから〕・・・ということになります。
分かりにくい喩えで済みませんが・・・
ひとふで書きで、星を書いたとします。
線が5本ですね。
その真ん中が、住居地だとします。
5本の線を台風の進路とお考えください。
台風の進路(5本の線)と住居(星の真ん中)の距離はどれも同じですが、夫々の線、つまり〔どの方角を台風が通ったか〕によって、風雨の強さは全然違ってきます。
これは、南西諸島や離島に住んでいる方々は、すでにご承知ですね。
つまり、今回の台風は、ウチにとっては最良のコースを通過したのです。
しかも、ウチの場合は、風の吹いてくる西や南西方向には、600mほどの山が連なり風除けとなってくれます。
海岸は陸風で、先の気象・地形概況では、ビーチに高波は来ません。
多くの方から、ご心配のメールを頂きましたが、以上のような今回の猛烈台風の顛末でした。
他の地域の被害状況の集計は、まだ出揃っていません。
なにぶん自然災害ですが、被害に遭われた方々には同情申し上げます。
ウチにとっては、12月頃から吹き始めるであろう季節風『アミハン』、そして日本の冬の時期に、もっと南で発生し、ウチの南方を西進する台風のほうがこわいです。
2013-11-09 12:11
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今回の台風ではレイテ島とサマール島で1000人を越す死者が出たそうです。
数年前に妻とバイクでレイテ島にわたりタクロバン市まで行って日本が作った大きな橋を渡りました。
粗末な作りの家が多かったので悲惨な結果につながったのだと思います。
オスロブも高波被害があったのではと気になりましたが被害が及ばなかったので安堵しています。
by 昌益 (2013-11-10 09:52)
昌益様
コメントありがとうございます。
今回、レイテとサマールは、洋上を進んできた台風本体が直接ヒットしましたので、被害は多いでしょう。
ウチはラッキーでした。
by yashinoki (2013-11-10 19:55)