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性状記憶?フィリピン人 [パノラマルーム]

形状記憶合金とか、形状記憶シャツとかは、私が日本にいた頃もすでにありましたが・・・・・・・・



前回の記事のように“パノラマルーム”建築、始めました。

で、“エンボイ組”―――このブログをはじめからご覧の皆様はご存知、例の“オスロブの大棟梁?”です―――を呼んで、仕事をスタートさせましたが、どうもオカシイ。


(えっ?????????)

(なんだっ?????????)

・・・・・ウデが落ちている・・・か・・・・?





このブログを始めから見ている方は、ご存知の通り、ウチは近所の村人、田舎職人しか使わない。

どうせお金を払うなら、そのお金を地元オスロブに落したいと思っているからです。

しかし、田舎の職人達は、小さな平屋の物置のような家や小屋のような住居しか作ったことがないのです。

そこで5年前スタートして、始めの1年、ウチは職業訓練所』のような有様でした。

腕を磨き、日本人向きの『まともな家』を作れるようになるのに、1年半のT2の建築期間を要しました。

こうしてできたのが、エンボイを頭とするエンボイ組でした。

その手馴れたはずのエンボイ組を、それから3年後の今回、また呼んだわけです。

ところがどうやら、ウチで修行する前の状態に戻っている・・・・





考えてみれば、これは当然、想定の範囲のことなのでした。

フィリピン田舎生活16年の私ですが、しくじりました。

『フィリピン人の傾向』を忘れていました。

例を挙げれば、日本人オーナーの〔日本食レストランの法則〕です。

新規開店からしばらく、オーナー板さんは、連日、自ら厨房で腕を振るい、キッチンから陣頭指揮の傍ら、厳しく比国人コックを仕込み、目を皿のようにして店内接客を監視する。

そのうち、やがて徐々に比国人マネージャーやスタッフに任せるようになり、監視の目が遠のき、店に出なくなることもある。

するとどうなるか。
味はフィリピン流(何もかも甘く濃く、ザツ)米の炊き具合は毎回違い、衛生管理は地に落ちて、接客もフィリピン流に逆戻り。
砂糖入りみそ汁、芯のある米、茹ですぎのラーメン・・・・
店員が客席に座って談笑、客用トイレで集団サボり、テーブルには前の人の食べかすが・・・

美味かったのは最初だけで、味は日本人からすればですが、徐々に落ちてくる。
結果、日本人客は遠ざかり、潰れるか、値段を下げてフィリピン人客専門店となる。

つまり、この国の人は、ほおっておくと元の状態に戻ってしまう傾向が強いのです。


田舎のOFW(海外出稼ぎ)帰りなどにも、この現象が多分に見られます。

3年や5年の文明国暮らしでは、帰ればすぐもとの『フィリピン人』に戻ってしまうのです。

この“性状記憶”を解くには、10年以上が必要のようです。



まぁ、これはこの国の人に限ったことではないでしょうが、人のことは言えません。

私など16年フィリピンにいますが、日本人丸出し(←自分ではそう思っている)ですから。



しかし、エンボイ、お前もか!

これからまた、私とエンボイの『丁々発止』の数ヶ月の日々が始まります。



うけて立つぜッ!







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