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“青いサンゴ礁”は無くなる [自然]



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T2のまん前、深度17mのコロダイ


今は、25~30cmの大きさですが、11月ごろには40cmくらいになります。
コロダイは人なつっこい魚です。
逆に言えば、警戒心が薄い。
毎年たくさん幼魚を見かけるのですが、漁師に釣られたり、魚網に捕まったりで、このサイズになる頃には数は激減します。
遺伝子を残そうとするコロダイと、こちらも生存のため獲って食おうとする漁師の“戦い”が繰り返されています。
原始の頃からの、人と魚の戦(いくさ)です。


さて、先ごろ、世界のサンゴ礁が急減しているというニュースが流れました。

http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2889173/9232339

こういうニュース自体は、毎年のように報道される定期便なわけで、別に驚くに値しない・・・むしろ、ある種の『確認』のために意図的に報道されるのではないかと思ってしまいます。

不肖、サンゴ礁の海に潜ることを生業として16年、千葉の海に親しみ始めてなら半世紀以上になります。

年々、海は汚れていく、
年々、魚は減っていく、
年々、サンゴ礁は無くなっていく、

残念ですが、事実です。
私はこの目で一端を見てきました。

確かにフィリピンの海は、サンゴ礁が美しく大小の魚も豊富です。
しかし、前はもっと・・・・。
さらにその前はもっと・・・・。

保護してどうこう、と言うことよりも本当にサンゴ礁の海、無数の大小の魚が泳ぎ生態系が生き生きしている海を希望するなら・・・・例えば、200年前の海が欲しいなら、人の数も生活様式も200年前に戻せばいい。
おそらく50年で海は復活するでしょう。

千年前の、それこそ手付かずの海が見たいなら、人の世を千年前に戻せばいい。

出来るわけがない。

あと50年もすれば、一般人が趣味で『サンゴ礁の海でダイビング』なんて事は、“夢の話”になるかもしれません。

現に、私が子供のころ親しんだ、近所の自然の中での冒険遊びは、今の子供達にとってはもう、不可能な事となってしまっているのです。

末端の私を含め、人類の責任はとても重い、と思います。




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