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甘ったれ! [フィリピン人]


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朝、ウチのビーチでお客様の船をお見送りするスタッフ


こちらT2(“T2ゆかり”)、セブ島・オスロブ、ビサヤエリアです。
珍しくすでに1週間、天候海況が芳しくありません。
大崩れすることはないのですが、ダイビングもイマイチでした。

本日午後から天気が回復しました。
海中の透明度が戻るまでは、さらに2日くらいかかるでしょう。

現在、2名の男性ダイバー様がご滞在ですが、9泊と7泊の元気な姐御様方ダイバーグループは、昨日早朝チェックアウトされました。

ウチはセブ島の田舎、オスロブという所にある小さなビーチリゾートです。
私達夫婦とユミちゃん、それに5~6人のフィリピン人スタッフでお客様をお迎えしています。
基本、ヒマなリゾートですので、お客様が連続するとけっこう忙しい思いをします。
奥様Mは、“津軽ジョッパリ”ですから、連日文句ひとつ言わず、早朝から夜まで働きづめです。
私も古い人間ですから、過去にはもっとずっと忙しい思いをした経験がありますので、あまり苦になりません。

ここから恒例の『愚痴ブログ』になります。
フィリピン人スタッフ、忙しくなると働かなくなる。

仕事だとすぐ疲れる
根気がない
飽きっぽい
途中で投げだす
ザツになって物を壊す
人にあたる

見ていると、5~8歳の子供と同じような感じの精神状態なのでしょう。
全員が全員ではなく、中には多少疲れても、義務感からしかたなく働く人もいる。
ごく稀にとても仕事熱心なフィリピン人もいるが、そういう優秀な人はこんな田舎に残らず、都会や海外に出て高給を得るからウチには来ない。

これは別にウチだけの悩みでなく、フィリピンの田舎でビジネスをしている人共通の問題です。
フィリピン人経営者の場合、このことは当然熟知しているので、首切りや給料不払い、賠償請求で、冷徹に対処している。
しかし、当方は外国人、しかもお人よしの日本人ですからそこまでできず、なだめすかし、甘やかし、何とか本人が仕事に向き合うように対応している。


そこで、以前聞いたこんな話を思い出しました。

高齢のフィリピン人の話だそうです。
(私はご本人から直接聞いたわけではありません。)

曰く、

「過去われわれは、スペイン、アメリカと何百年も植民地支配されてきた。」

「だが彼ら白人はその何百年のあいだ、われわれフィリピン人に鉛筆の作り方さえ教えてくれなかった。」

「同じアジアでも、一時、日本の植民地になった台湾、韓国の今を見てくれ。経済も活発で産業も発展している、羨ましいかぎりだ。 フィリピンが日本の植民地となった2年半はみじかすぎた。」



・・・・・・・
日本人の自尊心をくすぐる話ですね。
確かに、かつて日本の軍部が『大東亜共栄圏』構想のもとに、アジア諸国に進出し、統治国であった欧米諸国を一時的にせよ圧倒的強さで追い出したことが、その後のアジアの国々の独立に繋がったことは否めない。
台湾と韓国のことも結果は然りでしょう。


しかし、上のエンピツ話はちょっと・・・・・


「甘ったれるな!」と思いませんか。


明治の維新後は無論、1500年も大昔の遣隋使、遣唐使の時代から、日本は当時の先進文化・文明を、命がけで入手して学び発展させてきたのです。
日本が、有色人種の国として・・・・白人の国と戦争して歴史上初めて勝った事も、初めて世界の主要国の仲間いりした事も、経済大国と成ったことも、偶然でも運でもないと思います。

国民性の違いなのでしょうが、日本人は決して、『教えてくれなかった』なんてセリフは言わないし、思いもつかないでしょう。

甘ったれるな!

椰子の実でさえも、木に登らなきゃ手に入らないのだ。





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