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トレペホルダーを知らない [フィリピン人]








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場違いな所で撮っていますが、これはトイレットペーパーのホルダーですよね。

日本人なら、子供からお年寄りまで、知らない人はいないと思います。


先週のことです。
お客様がチェックアウトし部屋掃除が済んだ後で、チーフのジェニファーが「トイレのペーパーホルダーが無くなっている」と報告してきました。

T2のお客様は、ほとんど日本人の方々です。
まれにシャンプーの小瓶など、記念にお持ち帰りいただくお客様はいらっしゃいますが、トレペのホルダーとなると、ちょっと考えにくいですね。

・・・・

翌日午後、焼却場から半分燃えて出てきました。
慣れない掃除担当スタッフが、ゴミと一緒にビニール袋に入れて、燃やしたんですね。

なぜこういう事が起こるか?

ここはフィリピンの田舎です。
たいていの人は、トレペホルダーを見たことが無いから、それが何だか分からないからですね。

フィリピンの人たちのトイレの後の始末の仕方を、ここでこと細かく説明する気は無いですが、要は、庶民はペーパーは使いませんので、ペーパーホルダーもありません。
ついでに言えば、水を流すボタンもレバーもなく、便座カバーも、さらにはその上の蓋もなくて普通です。
それどころか、フィリピン庶民の家庭のトイレをごく普通の日本人が見れば、思わず後ずさりして使う気にはならないでしょう。
お上品な日本人マダムなら、気絶するかもしれません。
(まぁ、田舎のフィリピン人も、日本の最新式自動トイレを見たら、気絶するかもしれませんが。)

戦前戦中派のご年配の方々は、「日本だって昔はそうだったんだよ。」と言われるかも知れません。
でも少し違うような気がします。
ここでは、トイレの無い家だって、それほど珍しくはないのです。
では、「どうするのか?」と思うでしょうが、まぁ、野良犬をご想像下さい。

そんなわけで、冒頭のホルダーの写真は、先日セブ市で買ってきた品です。

田舎では、どこにも売っていません、需要がないですから。



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