SSブログ

タイの民主主義 [世界]


タイ総選挙、国王が王女擁立に反対

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO41108670Z00C19A2MM8000/?n_cid=BMSR2P001_201902090104


(末尾にURLの記事文があります)



かなり前ですが、仕事で半年タイに住んでいたことあります。

もちろん前国王(=プミポン国王=ラーマ9世)の時代です。

経済成長を促し、タイがASEAN諸国で重要な地位を占めるに至った、今の日本人の常識では考えられないほど、国王は万民の尊敬を集めていました。

多くの食堂や店舗、家庭にも、国王の肖像や画像が当たり前に飾られ、畏れ崇められていました。

それはたぶん、戦前の日本人が天皇陛下に抱いていた気持ちと、ほぼ同様ではないかと想像いたします。

今回の突拍子もない騒動は、常識的な線に着地したようですが、何かとお騒がせだった現国王には、(誠に失礼な言い草ですが)オヤジさんの爪の垢でも煎じて呑んで、今後は国の発展に寄与して戴きたいと、同じアジア人のひとりとしてお願いしたいです。

今回の措置は、常識的でありマル。

ホッとしました。


(以下、冒頭のURLの記事です)

2019/2/9 1:04


2014年に起きた軍事クーデターからの民政復帰に向けた3月24日のタイ総選挙(下院選、定数500)で、ワチラロンコン国王は8日夜、復権を目指すタクシン元首相派が国王の姉のウボンラット王女(67)を次期首相候補に擁立したことについて「不適切だ」と反対を表明した。王女擁立はタイ社会に大きな影響力を持つ王室関係者を政治に巻き込む奇策だったが、総選挙の行方は一段と混迷を深めている。


国家維持党による選挙管理委員会の届け出を受け、王女は8日、写真投稿サイトで「国民としての権利を行使する」と擁立を受け入れる考えを明らかにした。ただワチラロンコン国王は同日夜の声明で「王女は法律上王室を離れていても、前国王と王妃の娘であることに変わりはない」としたうえで「いかなる政治活動も不適切だ」として、王女が首相候補に名乗りをあげることに反対する意向を表明した。



王女擁立という想定外の事態に他の政党は戸惑いを隠せず、多くは公式コメントを避けていた。親軍政の中堅政党は「選挙運動への王室利用を禁じた選挙法に違反している」として選管に異議を申し立てていた。









nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

Facebook コメント

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。