日本人にはムリムリ [神秘の滝]
わが町オスロブの“もうひとつの秘宝・神秘の滝”。
このブログで度々お伝えしています。
私は、この滝を日本人のお客様に観て頂き、遊んでいただくガイドとして、年間約300日、滝を訪れています。
滝を見上げるお客様から、『あの上に行けるのですか?』と言うご質問を時々受けます。
言葉にしないまでも、(あの上はどうなっているんだろう)、(一度見てみたい)と思っている方は多いはずです。
何しろ水源は、山の稜線上にあるのに水が湧く、という何とも不可思議な場所。
その疑問にお答えさせていただきます。
「行けなくはないですが・・・」
実は、役所の担当者が、理由があって滝の上には定期的に上がっています。
その理由は3つありますが、長くなるので此処では述べません。
滝の上に出るルートは、滝の右側と左側の2つあります。
以下、左側のルートの話です。
比国人のカップル?が、『岩を抱く木』の横に写っています。
この木の左側(赤矢印部分)がスタート地点です。
少し引いてみますと下の画像です。
赤丸が岩の上のカップルで、左側の矢印が上に登る道です。
もう少し引くと、下の画像です。
これらは別の日の画像ですが、ご覧のように道無き道、かなりの急斜面(斜度45°以上)です。
「行けますが、止めたほうがいいです」
(もともと観光客が登ることは禁止ですが、私も勧めないし、私も行きません)。
急斜面で危ないから・・・・と言うことではありません。
滝の神様のバチが当たるからです。
『そりゃ~オメ~、いくらなんでも・・・・』と思うかもしれませんが、ま、この際、“罰(バチ)”と表現してもイイんじゃないでしょうか。
フィリピン人、特にこの辺りに住む人は、問題ないです。
外国人、特に日本人はダメだと思います。
滝の周囲には、この滝の霊気のせい?で、仇をなす生き物(例えば蚊)は1匹もいません。
しかし、上に登る道?は違います。
“聖域”と言いますか、言い換えれば普通のフィリピン、熱帯の山の中です。
虫なら、大小各種のダニ・シラミ?類、熱帯性のツツガムシ、各種毒蜘蛛、毒大ムカデ、地中には、比国では当たり前の破傷風菌など、皆様元気に繁殖しています。
以上、私が軽く思いつくだけでなく、その何十倍の得体の知れない細菌や微生物・生き物の領域です。
地元の人たちは、この土地で生まれ、この土地で育ったわけで、それなりに耐性があります。
戦前に生まれ育った日本人ならまだしも、現代日本人には、アンタッチャブルな世界です。
今の日本人は、体力、特に『防衛体力』に問題ありと思います。
暮らしが地面から離れすぎています。
しばらく前、南米のヤノマミ族の体内の細菌叢から、驚きの発見がなされたと言うニュース(↓)が流れましたが、考えさせられますね。
http://www.excite.co.jp/News/odd/Karapaia_52190731.html
ヤノマミ族は極端ですが、現代日本人はその対極に有るのではないでしょうか。
長寿自慢の日本人ですが、長生きだけが健康の証ではないと思います。
また、生命力と言う観点から云えば、種を維持し栄えさせる根源である“繁殖力”の弱さを感じませんか?
ケミカルだらけの食事や食べ物を遠ざけ、有益な細菌や微生物と正しく付き合ったほうが良い様に、私は考えますが如何でしょうか。
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