神秘の滝 さかさまな木・珍百景? [神秘の滝]
上の画像は、きのう3月22日の“神秘の滝”です。
日曜ですから、画像のように混んでいます。
上の画像の中央あたり、ズームするとこれ(↓)です。
八ツ墓村?じゃないですが、木が、さかさまに立っています。
・・・・・・・・
これにはストーリーがあります。
去年の暮れです。
この“神秘の滝”一帯に、ムチャクチャな豪雨がありました。
日本では最近〈爆弾低気圧〉なんてニュースでは言ってますが、その同類です。
その結果、普段は豊富な湧き水で満たされる神聖な滝に、大量の雨水が流れ込みまして、シッチャカメッチャかになり、滝の一般公開は暫く休止されてしまいました。
10日ほどで再開しましたが、その際、滝の上の水の落ち口に木が倒れ掛かっていました。
下から見上げると今にも落ちてきそうで、「危ないんじゃない?」と滝のスタッフ連中に話したのですが、
『サー、まだ大丈夫』とあまり気にしていませんでした。
それから3ヶ月、高所に強いスタッフがやっと上に登り(腰が重いフィリピンスタイルです)、4日前に切って落としました。
その木が上の画像ですが、下から見上げていたときは小さな木と思っていたのですが、目の錯覚(滝の落ち口は、頭上遥かな場所)です。
滝つぼに立った逆様の木。
実物はイッパシの木でした。
滝つぼに落としたはいいが、しかし、今度はそれをなかなか片付けません。
「あれが倒れたら、お客さんが怪我するんじゃない?」
「取り除いてくれよ~」
と現場スタッフに持ちかけますと
『サー、大丈夫、倒れない、すごく深く刺さっているんだ、あれは』
・・・・・
(この国の人との会話で頻繁に出てくる『大丈夫』=『No problem=ノープロブレム』と言う言葉は、余りあてにならないことが多い。)
しかし、確かに50m近い高さから、木を落とせばその衝撃力は相当なモノでしょう。
この滝の高さを、改めて実感しました。
これはこれで、“不思議なモニュメント”みたいで良いか~。
(ナンカ私もフィリピン思考みたいですが・・・)
ま、言って置いたので、いずれ撤去してくれるでしょう。
それまで期間限定の風物、今風では“珍百景”でしょうか。
コメント 0