迷い込んだ子犬 [犬]
一昨日、昼前のことでした。
私がクラブハウス1階で事務をしていますと、目のスミで何かが動きました。
白黒のブチの仔犬でした。
すぐ外に追い出してから、「アレッ?ナンダ、あの犬?」と気がつきました。
近所の犬(フィリピンの田舎では、飼い犬でも放し飼いですし餌も滅多にやりません)が産んだ仔犬のようです。
母犬が子育てを放棄したのか、はぐれてしまったのか、餌も食べていないらしく、痩せて声も出ません。
首など、私の親指と人差し指で作る輪に入ってしまいます。
手前が迷い込んだ犬、奥が名犬ロイヤー
6か月前に、ロイヤーのお嫁さん候補で、少し痛い目(↓)に遭っていますが・・・
http://t2mary.blog.so-net.ne.jp/2012-08-16
犬に限らず、生き物の『赤ん坊』というのは良く出来ています。
本能をくすぐるんです。
「可哀想だな~」とか「何とかしてあげたいな~」などという気分にさせるものです。
(まぁ、フィリィピンの田舎の人には、そんなアマッチョロイ思考はありませんが。)
我が家は、お人よし日本人ですから、やりました。
大騒ぎで、水、ミルク、餌をあげて、何かの縁だし、ウチで飼おうといたしました。
小さいので、ゲートの隙間から出たら車に轢かれると思い、夜間用の小屋も作りました。
お腹も膨れ、ずっと前からいる番犬のような顔をして、クラブハウス横に座っています。
明けて翌朝、急きょ拵えた小屋を脱獄です。
いなくなりました。
一宿一飯の挨拶もなしに。
飼い犬より、飢えてもノラ犬がイイらしい。
仔犬ながら、見上げた根性だ。
・・・ある日現われ、急に勝手に去って行くフィリピン人スタッフ達を思い出しました。
よく似ている・・・・
達者で暮らせよ!
コメント 0