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アブセント、みんなですれば・・・・・ [フィリピン人]




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相変わらず、穏やかな海が続く、オスロブ・ラグンデ村の“T2ゆかり”です。




だが、ウチはお客様がよくとぎれる。
自慢にならないが、連続してお客様が入ることなど、滅多にない。

したがって、お客様が入る前とお帰りになった後は、それぞれ準備と片付けにオオワラワとなる。

問題は、お客様がお帰りになったあとのこと。

普段は、マイペースでダラダラ働いているスタッフが、お客様がいらっしゃるとソコソコ働くので、その反動がくる。




生まれつき、働く事に慣れていない人たちだから・・・

ゴロゴロと、食っちゃ寝だけの暮らしをこよなく愛する人たちだから・・・

ちょっと働くと、すぐ疲れたり病気になっちゃう人たちだから・・・


7名組のお客様が帰ったあとは、まずRが、次はJが、さらにMが・・・という具合に“ABSENT=アブセント”(欠勤)のアメアラシとなりました。

日本人の勤勉さと清潔好きのように、フィリピン人が世界に誇れる?事のひとつに『言い訳上手』があります。
次から次へと考えつく、いえ、無意識のうちに、自然に出てくるのでしょう。

『歯が痛いから・・・』

『のどが痛いから・・・』

『疲れたから・・・・』

『友達と会うから・・・』

『明日は病気なので?医者に行く』


と日本人の常識からすれば、それが仕事を休む理由になるのか?ということを臆面もなく言ってのけ仕事に来ません。

そしてそれと同等の割合で、無断、無連絡の欠勤&遅刻。

奥様Mと私は、以前から、『どうしたら、無断欠勤や常習的な遅刻をなくせるか?』と無い知恵を絞り実行してきました。

およそ考え付く手段をほとんど実行してきましたが、効果なし。



そこで、今度は『アブセントの回数は、昇給とボーナスに影響する』という告知をしようとした矢先の事でした。

敵は一枚うわてでした。

我々の次の一手を野生の本能で見抜き、ビートたけしじゃないですが、“アブセント、みんなですればコワくない”と共同戦線をはったようです。

もともと、『お金は欲しいけど、仕事をしてまで欲しくない』というこの近所の人たちですから、この作戦も自信がなかったのですが・・・・

土地柄と云ってしまえばオシマイですが、厄介で一筋縄ではいかない人たちです。






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