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物置の中の物置の中の物置 [工事]




こちらセブ島南部、オスロブ町ラグンデ村の“T2ゆかり”。
天気はとっくに回復して毎日青空、4日間全く雨無しです。
しかし、海の波はいまだ残っています。


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作業のほうは、現在ワークショップの中をやっています。





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もともとワークショップの中の1/4は写真のように金網で囲って物置にしてあります。
しかし、これでは大きいものをしまうには良いのですが、細かなものでは収納性に難ありです。
実際の話、レンタルのウエットスーツやら器材、ダイビング用品の小物、工具などをしまうスペースが必要であります。
そこで、金網囲いの中に頑丈な棚を作り更にそこを金網で囲う、つまり、『物置の中の物置に物置を作る』という何か『スイス銀行の中の金庫の中の地下金庫室』―――見たことはないですが―――そんな一見大仰で実は機能的なスペースを作りました。



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2×2インチのココ椰子材木と1/2インチ厚の合板で、長さ2.4メートル幅60センチ、高さ2メートルで4段の棚を作りました。
椰子の材木は、品質がバラバラです。
こういう棚などを作るときは、慎重に選び硬く強いものを買い取ります。
するとヘタなラワン材なんかより、ずっと丈夫に出来上がります。
フィリピンの面白いところは、ボヨンボヨンの腐ったやつとか、フニャフニャの若木(ヤシの木の上のほうの部材)や白ありドッサリおまけ付きも、最高品質も全部一緒くたで同じ値段です。
大雑把というか、なんでも『ハロハロ=まぜこぜ』、フィリピンスタイルです。




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棚から60センチあけて仕切りの壁を作ります。
材料が切れたので、72年前のボロ屋から出たカピス貝の障子をドアに、15センチ角の無垢材の柱をドアの柱として利用しました。
偶然ですが、ワークショップはボロ屋の跡地に建ててあります。
72年前と同じ場所に同じ柱が立ったわけですね。
木に感情があれば、きっと喜んでいるでしょう。
この手の柱があと6本あります。
T2建設のためとはいえ、私には廃屋を解体した責任があります。
これらの身の振り方も考えてあげないと・・・。



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ココ椰子材で桟を作り金網を張り、薄板で抑えます。
白ペンキを塗って出来上がりです。







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mactan

私は1年の半分をマクタン島で過ごす日本農民です。
2年ほど前にバイクでセブ島南部を一周したときに近くを通りました。
海が透き通ってとてもきれいで感動しました。
将来、ネグロス島ドマゲッティに行くときに途中立ち寄ります。

by mactan (2009-08-08 12:17) 

yashinoki

mactan様
はじめまして。
コメントありがとうございます。
半年日本、半年セブですか。
いいトコ取りの、羨ましい暮らしですね。
でもこの国での車やバイクの運転は、お気をつけください。
交通法規とかマナーじゃなくて、フィリピン人は本能で車を運転しますから。
by yashinoki (2009-08-08 15:59) 

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