SSブログ

『チャイ』 『な』 [中学校]

前回の記事に関連して、もうひとつ書かせていただきます。


同じく、公立中学校の外国人生徒にまつわる話です。



今から約5年前のこと・・・・・・


授業中、教師がある生徒(外国人)を指した。

その生徒は、なかなか先生の質問に答えられなかった。

すると、ある生徒が、ふざけて『チャイ』と云った。

それに呼応⁽こおう⁾するように、別の生徒がタイミングよく、『な』と・・・


(ご推察の通り、件の生徒は中国人の子弟です)



これがナゼか教師の逆鱗に触れ、そこから、授業は長いお説教にかわった。


勿論、私はその場にいたわけではありません。

その場にいた生徒からの伝聞です。

しかし、雰囲気はだいたい想像できます。


考え方は人それぞれであって、上記のこと(事件?)をどう評価するかは、様々だと思います。

また、立場もあり、私がその外国人生徒だったらとか、当該教師だったらとか、長い説教を喰らった他の生徒だったら、とかによっても違ってくるでしょう。




あくまで、70過ぎの呆けたジィ様の私見ですが・・・

これが『人種差別』なのか?

これが『いじめ』なのか?

ちょっと大袈裟じゃない・・・


・・・わかりませんね。


私自身は半世紀前、海外に住んでいた時、当たり前に人種差別されたことはあります。

現在でも、何処の国でも、外国人を差別する人は一定数いると思います。

善悪とかでなく、人種差別は、彼らの主義主張の一部ですから、(暴行傷害とか器物破損とかは別にして)争っても仕方ないです。

そんなレイシストには関わらないのが、最良の選択です。

差別をしない人のほうが、圧倒的に多いのですから。

それに外国では、私は実際に『外国人』ですし。



話を戻します。


もし私がその外国人生徒であったとしたら・・・・

「この程度のことで、過剰に反応して、クラス全員を叱らないで欲しい」

「せっかくクラスに溶け込もうとしているのに・・・これじゃ逆効果じゃない」

と、感じるのではないでしょうか。


また、私が日本人の生徒であったら、「外国人の子供とは、関わらないほうがイイ」と思うのではないでしょうか。




前回の記事でも申し上げましたが、時代はとっくに変わっています。


日本の旧態然とした義務教育も、”グローバルなスタンダード”を目指し、イノベートしていく必要があると思うのです。


少なくとも、前回のドッジボールの件にしても、この記事の”『チャイ』『な』”にしても、騒げば騒ぐほど、かえって外国人子弟を孤立させると云うか、逆効果ではないかと。。。。


そしてそれは、別の新たな『差別』を生むのではと。。。。。

(もっとも、それこそが権力者の『狙い』だとしたら、別の話しですけど)



こういう問題は、移民・外国人労働者の多い欧米などでは、古くからあります。

日本では、通名を使う在日の人たちを除けば、つい最近の話だと思います。


私は、老い先が短いジジィです。

考えても、疲れるだけで答えは見出せません。

私同様のジィ様の出番でもなく、若く頭脳明晰な人材に期待したいです。



もう少し、この件で申し上げたい事があるのですが、長くなったので、次の稿で書きたいと思います。







nice!(33)  コメント(2) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 33

コメント 2

扶侶夢

根の深い問題で…解決の糸口なんてありませんが、仰る通りで「彼らの主義主張の一部」という論は的を得ていますね。私も過去にイギリスに住んでいた頃は無茶苦茶に露骨な差別をうけました。今でも根本的には変わらないと思いますよ。
日本の某人権団体組織に一時いたことがありますが、政治的な圧力で利権を得る組織でした。やれやれ…差別問題に本気で取り組む人ならyashinoki さんの様な意見になるのではないでしょうか。
by 扶侶夢 (2023-03-28 10:51) 

yashinoki

扶侶夢様、コメントを戴き有難うございます。
そうですよね。
30年停滞している経済だけではなく、この国は義務教育も『ガラパゴス』のようです。
目を瞑るのではなく、”差別もイジメもある”と認めることから、スタートしていただかないと。
by yashinoki (2023-03-28 15:31) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

Facebook コメント

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。