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白鵬と鶴竜が辞めない理由 [大相撲]

その昔、江戸中期までは、『横綱』という地位は無かったと聞きます。

それ以前は、”大関”が力士の最高位だった。

大関と横綱の違いの一番大きな違いは、横綱には降格がないという事です。

今話題の米国の”最高裁判事”ではありませんが、終身制の地位でした。




何故なら、横綱とは”神様”と同じ、人間の依り代だからです。



神社や御神木と同様に、その身に太綱を締めることが許されるのです。



神の領域の人であるから、綱を締め、神聖な土俵を占め、五穀豊穣、今で云えば、人々の安寧を願うのも横綱の務めです。

だから、降格と云うのはあり得なかったようです。




私はテレビ桟敷の一相撲ファンですが、半世紀以上大相撲を見てきました。

しかし、白鵬・鶴竜ほど往生際の悪い横綱は、今まで見たことがありません。

人気があった故に、怪我で何場所も休場しながら、結局良いところなく去った稀勢の里が、悪い先鞭をつけてしまったような気もします。



現在の相撲協会ブレーンも(横綱という看板を失うのが怖いのか)、引退勧告さえしません。

相撲はスポーツではなく、日本の国技と云うのであれば、何よりも品格を重んじ、けじめや引き際を大切にしてほしいものです。



我々相撲ファンは、力士の取り組みだけでなく、その生きざまに感動し賞賛の拍手を送るものです。

『力士になって出世すれば、高収入&将来補償』だから、という勝ち負け至上主義や、なりふり構わぬ『出稼ぎ』相撲取りは、あまり見たくはありません。


個人的には、”横綱”という地位も、降格有りにするか、または横綱の地位そのものを無くすことも、検討しては如何かと思います。






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