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Bb弾乱射、犯人は [出来事]

近所のご夫婦からの"伝聞"とさせていただきます。

依って以下の、「私」はそのご主人、「妻」はその方の奥さん、( )は私の感想、となります。



つい先週のこと、午後3時半、奥さんが片側1車線の県道の歩道を歩いていると・・・

とつぜん、左側頭部に『バシッ!』っと痛みが走った。

周りには、誰もいない。

上を見ると、すぐ脇、県道沿いの住宅地のある家の2階の窓から、拳銃らしきものが覗いている。

物陰に隠れ見ていると、県道を走る車に撃ちまくっている。

恐くなって家に帰った。

ホンモノの銃であれば音が凄いので、オモチャのBb銃と私は思ったが、それにしても危険。

(側頭部でなく、目に当たれば失明する可能性もあるし、Bb銃は、破壊力も値段もピンキリで、高価なものであれば、かなりの威力があるようです)

話を聞き、確認のため私はすぐ現場に行き、発射されたと思われる家の目星をつけ、その前の道路でBb弾を探した。

『証拠』です。

辺りを5回ほど往復し、Bb弾十数発を見つけ採取した。

歩きながら同時に、犯人と思われる家の2階の窓を何度も凝視した。

窓にはレースのカーテンが掛かり、こちらからは見えないが、犯人が監視している気配がした。

と、その家の玄関から若い男が出てきて、玄関前で縄跳びを始めた。

私は立ち止まり、その男を(わざと)ジッと見続けた。

すると1分もしない内に、その男は家に入ってしまった。

狭い玄関前で縄跳び?してすぐ止めた、如何にも不自然な行動、私の様子を見に来たのか、私の狙い通り。

私は「こいつだ!」と確信し、人相・髪型と着衣を記憶していた。

歩いて4分の家に帰り、警察に相談した方が良いと判断し、被害者である妻が管轄の警察署に電話した。

(賢明な処置でしょう。ごく一部でしょうが、銃マニアにはやがて実銃を欲しくなったり、動く的を撃ちたくなる馬鹿がいます)。

30分後、若い警察官がひとり、警察オートバイで私の家に来た。

当事者である奥さんが事情を話し、私は証拠のBb弾を見せた。

少しすると、40代以上と思われる警官が警察オートバイで来た。

警官たちは事件に興味を示し、年配の警官は『そういう統合失調症みたいなヤツは、最近多いんですよ』と云い、『これから行くので案内してくれます?』

そして、『犯人を特定出来た場合は、訴えますか?』、と聞いてきた。

相手がどんな人物かもわからないし、近所でもあるので「それはまだ保留にして下さい」と答えた。

奥さんと私は、その家の前まで警官たちを案内した。

その家に入ったのは警官二人だけで、奥さんと私は近くの路上で待っていた。

若い方の警官が出てきて、『もう少し時間が掛かるので、自宅で待っててください』と言われ、奥さんと私は家に帰った。

自宅で待機していると、警官二人が帰ってきた。

『間違いないですね』
『本人は否定してますが、Bb銃も確認したし人相・特徴も一致しています』
『やってますよ、ただ・・・中学2年生です』

私は『中2』に驚いた。

奥さんが見たのは銃、そして本人(=犯人)は一瞬だけ。

私は、犯人と思われる男の全身・特徴と着衣をじっくり見ていた。

確かに一致しているが、身長も170cm前後あったし、中2とは・・・・(なんてことだ)

年配の警官は、『本人と親には、中2でも逮捕出来るし、裁判で少年院に送られることはあると伝えました。』

『どうしますか? 被害届出して訴えますか?』

私と奥さんは『付き合いのない家ですが、中2では将来もある事だし、怪我した訳ではないし、今回は見合わせます。』と伝えた。

そうこうする内、家に別の警官と更にもう一人女性警官がきて、計4人の警察官が来てくれたので驚いた。


(応援という事なのでしょうが、やはり日本の警察は頼りになります。ひょっとしてヒマだったのかも。ですが、何かあったときに、警察を頼りにできる日本という国は素晴らしいです。皆さんは当たり前だと思うかも知れませんが、世界には、そうでない国や地域も多いのです。)







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