本格派!炭火焼きバーベキューコンロ [工事]
もうラグンデ村も夏、今日は風もなく海はベタ凪ぎ、強烈な日差しで、とても暑いです。
それなのに私は、寒気がします。
たぶん風邪だと思いますが、それにしても弱くなりました。
思いたかないけど、歳のせい。
言いたかないけど、運動不足です。
自分の自然治癒力と免疫力がおぼつかないので、薬に頼ってしまいます。
何とかしなきゃ。
この体力のままでは、イントラ仕事はちょっと厳しいかもです。
結論、“インチキ現場監督は、やればやるほど、体力が無くなる”ということでしょう。
“T2ゆかり”の料理の幅を広げるために、そしてエコの為に、本格的なカマドを製作したことは去年12月にお伝えしました。
http://t2mary.blog.so-net.ne.jp/2008-12-26
http://t2mary.blog.so-net.ne.jp/2008-12-27
現在、このカマドはうちのメイドさん達が毎日使っていますし、奥様Mも長時間煮込む料理のときはしっかり利用しています。
いい、仕事しマッセ。
そして付け加えるならば、かまど料理は美味いです。
その成功に気を良くしたと言う事もないのですが、今度は“本格派!炭火焼バーベキューコンロ”を作ることにしました。
だいぶ前の話ですが、フィリピンに来て間がない頃は、よく近所の村の屋台の焼き鳥、焼き豚、焼き魚のお世話になりました。
しかし今になって冷静に考えると、あんな半分炭になった豚肉やウ〇コの詰まった鶏の大腸をよくもマア毎日のように飽きずに食べていたものだと思います。
得体の知れない着色料でオレンジ色の肉、ソーセージなどは触ると指が真っ赤になりました。
そこで、日本人のお客様の納得する串焼きを作るには、まず本格的な焼き台を製作することが第一であると考えました。
用心深い私のことですから、そうと決めてから2週間ほど頭の中でプランを練りあたためます。
市場で売っている数種類の竹串の長さや太さなども調べて、設計に反映させます。
ネットもチェックします。
自分で言うのもなんですが、年と共にでしょうか?臆病なほど慎重になってきました。
設置場所は、海沿いの北側の塀際、固定式です。
横にはお座敷レストランとストーンテーブルがあります。
ちょこっと地面を掘ります。
セメントでブロックを積みます。
中にガラを詰め込み、上っ面をセメント打ち。
上の構造に備え軟らかいうちに鉄筋代わりの古釘を刺します。
ここで1日目が終了です。
古釘の上にベニヤと木で型枠を作り、『こ』の字型の囲いを作ります。
適当な長さに切った10ミリの鉄筋を1センチ間隔でセメントに埋めこんでおき、固まる前に、上面にまた釘を刺します。
この鉄筋の上が炭を置く所、鉄筋の下が、灰だまり兼通風口です。
セメントの硬化を待つため、2日目終了です。
翌日、さらに型枠を作りセメントを打ち最終工程。
また1日乾燥させて、型枠を外すとこんな感じ。
ブロックの表面をモルタルで仕上げます。
なんて大仰な焼き鳥台でありましょう。
これを称して、“本格派”と言うかどうか私は知りませんが、フィリピンのこんな村では、リムジンのように豪華な焼き台です。
焼き物の串を置くために、水道管をカットして両端をつぶし、削ったセメントに載せる。
固定せず、取り外し式とする。
串を乗せる部分は、15センチ×84センチ。
20本以上の焼き物を同時に乗せられます。
お座敷レストランの階段からも石テーブルからも2メートル。
焼きたてが、食えるぞ!
今度誰か来たときにテストしないと。
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